ヴェラ・ラルストン
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ヴェラ・ラルストン(Vera Ralston, 本名:Věra Helena Hrubá, 1919年 - 2003年2月9日)はフィギュアスケート選手。後に女優。
チェコスロヴァキアのプラハの裕福な宝石商の家庭に生まれる。1930年代にはフィギュアスケート選手として活躍し、1936年のガルミッシュパルテンキルヒェンオリンピックにチェコスロヴァキア代表として出場し17位となる。この時、アドルフ・ヒトラーに会う機会があり、ヒトラーに「鍵十字のためにスケートをしてもらえるか」と聞かれ、彼女は「鍵十字の上を滑る方がいい」と答えたという。
1940年代にアメリカに移住。1943年にリパブリック・ピクチャーと契約してハリウッド映画に出演するようになる。出演作品としてはジョン・ウェインと共演した「ダコタ荒原」や「ケンタッキー魂」などがある。1952年にリパブリック・ピクチャーのオーナーであったハーバート・J・イエーツと結婚。1958年に女優業を引退。