ヴァン・マーネン星
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データ 元期 J2000 |
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星座 | うお座 |
赤経 | 00h 49m 09.9s |
赤緯 | +5° 23' 19" |
視等級 (V) | 12.40 |
特徴 | |
スペクトル分類 | DZ7(DFGⅦ) |
色指数 (B-V) | 0.55 |
色指数 (U-B) | 0.02 |
変光星型 | なし |
アストロメトリー | |
視線速度 (Rv) | +41.7 km/s |
固有運動 (μ) | 赤経: 1233.05ミリ秒/年 赤緯: -2710.56ミリ秒/年 |
年周視差 (π) | 231.88 ± 1.79ミリ秒 |
距離 | 14.4 ± 0.1 光年 (4.42 ± 0.03 パーセク) |
絶対等級 (MV) | 14.23 |
詳細 | |
質量 | 0.70 M☉ |
半径 | 0.013 R☉ |
光度 | 0.0002 L☉ |
表面温度 | ? K |
金属量 | ? |
自転周期 | ? |
年齢 | 1 × 1010 年 |
他の名称 | |
Gl 35, Hip 3829, G 1-27, G 70-16, LHS 7, LTT 10292, LFT 76, Wolf 28, WD 0046+05, WD 0046+051, and W 5.
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ヴァン・マーネン星(Van Maanen's star)は、地球から14.4光年離れた白色矮星で、連星系を除けば太陽系に最も近い白色矮星である。1917年にオランダ生まれの天文学者アドリアン・ヴァン・マーネンにより発見された。シリウスBに次いで2番目に発見された白色矮星である。
ヴァン・マーネン星は比較的低温で、輝線中に水素やヘリウムの吸収線が見られず、かなり古い星であると考えられている(100億歳かそれ以上)。年月とともに核融合反応の残渣は尽き、重力収縮が進んだ。密度は1立方センチあたり1.2トンに達する。これはシリウスBの10倍である。