ワシントン・ポスト
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ワシントン・ポスト(The Washington Post)は、アメリカ合衆国では7位の発行部数(69.9万部)をもち、かつ最古の歴史をもつ新聞である。全米での影響力は、一般紙ではニューヨーク・タイムズと並ぶ。部数及び、経済報道では両紙ともウォールストリート・ジャーナル(206万部)の後塵を拝する。
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[編集] 概要
二世代にわたってワシントン・ポストを所有していたマクリーン家の破産後に、ユージン・メイヤー(1875年 - 1959年)が同社を買収し、その娘のキャサリン・グレアムが夫のフィリップ・グレアムの自殺以降、同社を支配管理している。彼女は、この新聞の発行人を1969年から1979年まで務め、1973年から1991年まで社長を、1999年から亡くなる2001年まで会長を歴任した。
息子の、ドナルド・グレアムも1979年から2000年まで発行人を務め、その後は、ボイスヒューレット・ジョーンズ・ジュニアが、ワシントン・ポストの発行人及びCEOとなっている。
1889年にジョン・フィリップ・スーザがこの新聞に依頼され、同タイトルの行進曲を作曲した。この曲は、スーザにとって初の大ヒット曲となり、全米はおろか国際的にも流行した。
[編集] 記事
- 1970年代初頭のボブ・ウッドワード及びカール・バーンスタインによるウォーターゲート事件の追及で国際的な名声を獲得した。
- 2007年従軍慰安婦問題について、日本政府の責任を完全否定しアメリカ下院121号決議の全面撤回を要求する意見広告「FACT」を掲載し、却ってアメリカ下院の同決議を早める結果となった。[1]
- 2008年には、日本に対し「米国の圧力で輸入した米を国際市場に放出せよ」という主張の社説を載せるなど、記事が支離滅裂であることがままある。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- ワシントン・ポスト公式サイト (英語)
- ワシントン・ポストの歴史 (英語)