ロング・ラン
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ロング・ラン | ||
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イーグルス の アルバム | ||
リリース | 1979年9月24日 1979年10月6日(日本) |
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録音 | 1978年~1979年 Bayshore Recording Studio Coconut Grove, FL, One Step Up Recording Studio, Los Angeles, CA Love 'n' Comfort Recording Studio, Los Angeles, CA Britannia Recording Studio, Los Angeles, CA and Record Plant Studios, Los Angeles, CA |
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ジャンル | ロック | |
時間 | 42分45秒 | |
レーベル | アサイラム・レコード | |
プロデュース | ビル・シムジク | |
専門評論家によるレビュー | ||
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チャート最高順位 | ||
イーグルス 年表 | ||
ホテル・カリフォルニア (1976年) |
ロング・ラン (1979年) |
イーグルス・ライブ (1980年) |
『ロング・ラン』(THE LONG RUN)は、アメリカのロック・バンド、イーグルスが1979年に発表したアルバム。
前作『ホテル・カリフォルニア』が全世界で1200万枚近い大ヒットを記録し、文字通り世界的な人気を決定付けた彼らにとって、新しいアルバム作りは極めて困難なことであった。しかも、1977年にはランディ・マイズナー(ベース)が脱退し、バンドに残っているオリジナル・メンバーはドン・ヘンリーとグレン・フライの2人だけということになってしまっていた。バンドの活動も、1978年にクリスマス用の曲として「ふたりだけのクリスマス」をリリースしたのが目立った程度であった。
この作品は、ビル・シムジクがプロデュースを引き続き担当し、マイズナーの後任としてティモシー・B・シュミットが加入した。「言いだせなくて」はシュミットの作品で、全米8位のヒットとなる。アルバム全体の雰囲気は、かつてイーグルスが魅せていた爽快さはすっかり影を潜め、アンニュイな、重苦しさが漂うものとなった。また曲作りにおいても、アルバム全10曲のうち4曲がバンド外の人間との共作である。アルバムのラストを飾るのは「サッド・カフェ」という曲で、これは77年に亡くなったバンドのマネージャーである、ジョン・バーリックに捧げられている。しかし、曲全体を覆うたそがれた雰囲気とその歌詞から、グループ活動にピリオドを打つというニュアンスも感じられた。
ビルボード・チャートでも1位に輝いたほか、日本のオリコンチャートでも週間1位を獲得。本作はイーグルス唯一のオリコンチャート1位獲得作品である。
このアルバムをリリース後バンドは再びワールド・ツアーを敢行した。1976年以来の再来日も果たしている。このライブの模様を収めた『イーグルス・ライブ』が1980年に発表された。結局彼らは、1982年に解散する。
[編集] 収録曲
- ロング・ラン
- 言いだせなくて
- イン・ザ・シティ
- ディスコ・ストラングラー
- ハリウッドよ永遠に
- ハートエイク・トゥナイト
- ゾーズ・シューズ
- ティーンエイジ・ジェイル
- グリークスはフリークスお断り
- サッド・カフェ
オリコン週間LPチャート第1位 1979年10月22日付~1979年10月29日付(2週連続) |
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前作: イルカ 『いつか冷たい雨が』 |
イーグルス 『ロング・ラン』 |
次作: 岸田智史 『オン・ザ・ウェイ』 |
この「ロング・ラン」は、アルバムに関連した書きかけ項目です。加筆、訂正などして下さる協力者を求めています。(P:音楽/PJアルバム) |