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ロイド・ウェイナー(Lloyd James Waner, 1906年3月16日 - 1982年7月22日)は、1920年代から1930年代のアメリカ・メジャーリーグで活躍した選手。主なポジションは中堅手。オクラホマ州生まれ。右投げ左打ち。愛称は「リトル・ポイズン(Little Poison)」。兄であるポール・ウェイナーと共に、走・攻・守の揃ったオールラウンドプレイヤーとして、高く評価されている。
[編集] 略歴
- 1927年にパイレーツからデビュー。1年目からリーグ最多得点(133)をマークするとともに、223安打(現在のナショナルリーグのルーキー安打数記録)を放つ。この年ワールドシリーズにも出場したが、ニューヨーク・ヤンキースの前に4連敗で敗退した。
- 以後1938年までの間で、打率3割以上のシーズンは10度にもなる。また極端に三振が少ない打者でもあり、18年の実働に対して三振数は173しかない。
- 1941年以降は4球団を渡り歩き、1945年に引退した。
- 1964年に、ベテラン委員会がアメリカ野球殿堂入り選手に選出した。1982年、オクラホマ州で死去。
[編集] 所属球団
[編集] 通算成績
[編集] 打撃成績
[編集] タイトル・記録
- 最多安打:1回(1931年)
- 最多得点:1回(1927年)
- ワールドシリーズ出場:1回(1927年)
- オールスターゲーム選出:1回(1938年)
- ルーキー最多安打、及び1年目最多安打数:223(1927年:ナショナルリーグ記録)
- 連続無三振試合:77(1941年:ナショナルリーグ記録)
[編集] 兄弟での合計安打数記録
- 兄(ポール・ウェイナー)との安打数の合計は2人合わせて5611安打で、これはディマジオ3兄弟(計4853安打)、アルー3兄弟(計5094安打)の合計よりも多い。
[編集] エピソード
- 兄ポールは「ビッグ・ポイズン」、弟ロイドは「リトル・ポイズン」と呼ばれていたものの、実際は弟の方が兄より背が高かった。
[編集] 出典・外部リンク