リー・マーヴィン
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リー・マーヴィン(Lee Marvin、1924年2月19日 - 1987年8月29日)はアメリカ合衆国の俳優。ニューヨーク州ニューヨーク出身。
見事な銀髪と、長身でコワモテの風貌をいかして、アクション映画を中心に活躍したハリウッドスター。デビュー当時は、その風貌から専ら悪役専門の俳優だったが、巨匠・ジョン・フォード監督の『ドノバン珊瑚礁』(1962年)、『リバティ・バランスを射った男』(1962年)で、大スター・ジョン・ウェインを相手にみごと張り合う演技を見せ、一躍注目される。また、コミカル調の西部劇『キャット・バルー』(1965年)の1人2役の演技で、アカデミー主演男優賞を受賞。その後、『特攻大作戦』(1967年)、『殺しの分け前/ポイント・ブランク』(1967年)、『北国の帝王』(1973年)等で、タフなアクションスターとして活躍した。
[編集] 主な出演作品
- 復讐は俺に任せろ The Big Heat (1953)
- ケイン号の叛乱 The Caine Mutiny (1954)
- 乱暴者 The Wild One(1954)
- 日本人の勲章 Bad Day at Black Rock (1955)
- 見知らぬ人でなく Not as a Stranger (1955)
- 攻撃 Attack (1956)
- 愛情の花咲く樹 Raintree County (1957)
- コマンチェロ The Comancheros(1961)
- ドノバン珊瑚礁 Donovan's Reef (1962)
- リバティ・バランスを射った男 The Man Who Shot Liberty Valance (1962)
- 殺人者たち The Killers(1964)
- 愚か者の船 Ship of Fools(1965)
- キャット・バルー Cat Ballou (1965)
- プロフェッショナル The Professionals (1966)
- 特攻大作戦 The Dirty Dozen (1967)
- 殺しの分け前/ポイント・ブランク Point Blank (1967)
- 裏切り鬼軍曹 Sergeant Ryker (1968)
- 太平洋の地獄 Hell in the Pacific (1968)
- ペンチャー・ワゴン Paint Your Wagon (1969)
- モンテ・ウォルシュ Monte Walsh (1970)
- ブラック・エース Prime Cut (1972)
- 北国の帝王 Emperor of the North Pole (1973)
- スパイクス・ギャング The Spikes Gang (1974)
- クランスマン The Klansman(1974)
- 冒険野郎 Shout at the Devil (1976)
- アバランチエクスプレス Avalanche Express (1979)
- 最前線物語 The Big Red One (1980)
- デス・ハント Death Hunt (1981)
- ゴーリキー・パーク Gorky Park (1983)
- デルタ・フォース The Delta Force (1985)