リンモーン
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リンモーン(רִמּוֹן, クティーブ・マーレー:רימון rimmôn)はヘブライ語の言葉
- トーラーの飾りの一つ。複数形リンモーニーム(רִמּוֹנִים)で呼ぶ。セーフェル・トーラー(トーラーの巻物)の芯の上にかぶせる。古い時代にはエルサレム神殿の柱をかたどった意匠などが存在したが、時代が進むにつれて柘榴と呼ばれるようになった。現在では塔の形をしたものなどがあり、素材としては銀など金属で作った高価なものがある。
- リンモーニーム (רימונים rimmônīm) : イスラエルの都市の名前
- イスラエルの週刊誌のこと。רימון 参照
- パルデース・リンモーニーム pardhes rimmonim(柘榴の庭)は、モーセ・コルドベロによる1548年の本
- リモン:政治的にはベニヤミン族に属していた四つのギブオン人の町ベエロト Beeroth (サムエル記下4:2)の人で、レカブとバアナの父。レカブとバアナはダビデの政敵サウルの子イシュ・ボシュトを襲って殺害し、ダビデに「主が邪悪なものに正しく報復された」と主張するが、ダビデは「正しい人を殺害した」と主張し「悪を地上から取り去らなければならない」ということで処刑されてしまう。 (ヨシュア記 9:17 をまた参照)
- 「リモンの神殿」: 列王記下5:18にのみ見えるシリアの偶像
- エン・リモン : 後にシメオン族に与えられたユダの辺境の町の一つ(ヨシュア記) / リモン:歴代誌上に登場する村の名前
- リモンの岩場 Rock of Rimmon : ギブアに泊まったレビ人の傍女を、ギブアのベニヤミン族の群集が死に至らしめたことから起こった戦争で、ベニヤミン人が他の部族の攻撃を逃れるために留まった場所
- この記述には、パブリックドメインの百科事典『イーストン聖書辞典』(1897年)本文を含む。