ヨーロッパ戦線
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ジャンル | 戦略シミュレーションゲーム |
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対応機種 | PC-98 スーパーファミコン メガドライブ Windows |
開発元 | 光栄(→コーエー) |
発売元 | 光栄(→コーエー) |
ヨーロッパ戦線(よーろっぱせんせん)は、光栄(現・コーエー)が1991年にPC-98版を発売した「提督の決断」に続く、第二次世界大戦(主に太平洋戦争)のウォー・シミュレーションゲームのシリーズの2作目である。後にスーパーファミコン版、メガドライブ版も発売された。さらにWindows版がコーエー25周年記念パックのVol.2に復刻版として収録され、その後コーエー定番シリーズとして単品発売もされた。
[編集] 概要
「提督の決断」とは異なり、シナリオ・クリア式戦術シミュレーションゲーム、すなわち全体シナリオがなく、「大戦略」のようなマップを一つ一つクリアしていくタイプのゲームとなっている。マップ単独でのプレイも可能で、当時の光栄シミュレーションゲームとは一線を画していた。部隊の移動、指示はセミ・オートで、隊に配属された将軍の能力が部隊の能力に影響を与える。プレイヤーは「枢軸軍」か「連合軍」を担当し、シナリオをクリアしてゆく。初期のシナリオはドイツ有利、後期のシナリオは連合軍有利に設定されている。操れるのは陸軍で、空軍の援護は「要請」コマンドによる。
同じく光栄作品である信長の野望シリーズ同様に、各将軍の能力値決定方法がルーレット形式になっている。登場人物は総勢84名(「サンダース」のようにテレビドラマ「コンバット!」などから取られたと思われる架空の人物も含む)プラス勝敗決定時の画面に登場する国家元首(ヒトラー、スターリンなど)と軍総司令官(ハルダー、ベデル・スミスなど。そのシナリオの目的を説明する)で90人となる。将軍はシナリオごとに登場担当が決まっており、例えば「北アフリカ戦」でルントシュッテットが登場することはない。
[編集] シナリオ
シナリオは「フランス侵攻戦」から「ベルリン攻防戦」までの6本となっている。登場兵器は戦車、野砲を中心に約130種と第2次欧州戦ゲームとしては少なめで、実戦配備されなかった「E-100」や「マウス」等は登場しない。
- シナリオ1 「フランス侵攻戦」
- 1940年5月のドイツ軍による、フランス侵攻「黄色作戦」。ドイツ軍の機甲部隊の豊富さに比べ、英仏軍は物量も質も低い。
[編集] 外部リンク
- 復刻PC98版公式サイト コーエー定番シリーズの1本として発売
- もともとはコーエー25周年パックVol.2に収録
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Vol.1 | 信長の野望・全国版 維新の嵐 伊忍道 打倒信長 |
Vol.2 | 三國志 ロイヤルブラッド ヨーロッパ戦線 |
Vol.3 | 蒼き狼と白き牝鹿 ジンギスカン 大航海時代 ランペルール |
Vol.4 | 信長の野望 戦国群雄伝 源平合戦 三國志英傑伝 |
Vol.5 | 三國志II 太閤立志伝 項劉記 |
Vol.6 | Winning Post 水滸伝・天命の誓い 蒼き狼 元朝秘史 |
Vol.7 | 信長の野望 武将風雲録 大航海時代II エアーマネジメントII |
関連項目 | コーエー コーエー定番シリーズ |