モノドラカンアオイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
?モノドラカンアオイ | |||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
分類 | |||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||
学名 | |||||||||||||||||||||
Asarum monodoriflorum Hatusima et Yamahata |
|||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||
Heterotropa monodoriflorum F.Maekawa | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
モノドラカンアオイ |
モノドラカンアオイ(学名:Asarum monodoriflorum、シノニム:Heterotropa monodoriflorum)とは、ウマノスズクサ科カンアオイ属の多年草。過去には、カンアオイ属(Heterotropa)に含められていた。
目次 |
[編集] 概要
日本固有種で八重山諸島の西表島のみに分布する。山地の林内に生育する。
多年草。葉は対生、卵心形で、短毛をもち、裏面は帯紫色である。葉柄は長い。花期は4~5月。花のように見えるのは花弁ではなく3枚のがく片である。がく片の内側には蜜毛がある。がく片の根本にあるがく筒はがく片より小い。がく片は紫色。雄しべは12個、雌しべは6個。
園芸用の採取で、個体数を減らしている。
[編集] 保護上の位置づけ
絶滅危惧IA類(CR)(環境省レッドリスト)
生育地である下記の地方公共団体が作成したレッドデータブックに掲載されている。
- 沖縄県:絶滅危惧IA類
[編集] 参考文献
- 環境庁自然環境局野生生物課編 『改訂・日本の絶滅のおそれのある野生生物8 植物I(維管束植物)』 財団法人自然環境研究センター、2000年、ISBN 4-915959-71-6。
- 島袋敬一編著 『琉球列島維管束植物集覧【改訂版】』 九州大学出版会、1997年、196-197頁、ISBN 4-87378-522-7。
- 新城和治・新島義龍 「モノドラカンアオイ」 『改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物(菌類編・植物編)-レッドデータおきなわ-』、沖縄県文化環境部自然保護課編 、2006年、82頁。
[編集] 外部リンク
- J-IBIS絶滅危惧種情報 - 環境省版RDBでのモノドラカンアオイの解説
- 野の花賛歌 - モノドラカンアオイの写真