マール王国の人形姫
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『マール王国の人形姫』(マールおうこくのにんぎょうひめ)シリーズは、日本一ソフトウェアから発売されたゲームソフトなどのシリーズである。
ミュージカル仕立てになっており、物語の要所要所で登場人物が歌い踊るシーンがあるのが特徴。
目次 |
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
[編集] マール王国の人形姫
ジャンル | ミュージカルRPG |
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対応機種 | プレイステーション プレイステーション・ポータブル プレイステーション3 |
開発元 | 日本一ソフトウェア |
発売元 | 日本一ソフトウェア |
人数 | 1人 |
メディア | CD-ROM |
発売日 | PS…1998年12月17日 PSP…2006年12月21日 PS3…2007年4月26日 |
価格 | PS…5,800円 PSP,PS3…600円 |
売上本数 | 6万本(参考) |
その他 | 『+1(たすいち)』版、『PSoneBooks』版、北米版あり |
本編第1作目、コルネット編。
1999年9月22日におまけディスクが追加された『マール王国の人形姫+1』が、2001年12月20日には廉価版である『マール王国の人形姫 PSoneBooks』が発売された。また、2006年12月21日よりプレイステーション・ポータブル用のゲームアーカイブス対応ソフトとしても配信開始された。
北米ではサウンドトラックCDとの2枚組みで"Rhapsody: A Musical Adventure"として、ATLUS USAから2000年7月1日に発売された。『2』以降の作品は北米未発売。
[編集] マール王国の人形姫i
プレイステーション版『マール王国の人形姫』をiアプリに移植したもの。内容は本編を踏襲している。FOMA90xおよびF702iDに対応(D900i非対応)。
[編集] マール王国の人形姫 天使が奏でる愛のうた
プレイステーション版『マール王国の人形姫』をニンテンドーDSにアレンジ移植したもの。キャラクターデザインは丸山薫に変更されている。
[編集] ストーリー
人形と会話ができる不思議な能力を持った少女「コルネット」が、森で偶然出会った王子「フェルディナンド」と恋に落ちる。しかし、王子は悪い魔女にさらわれてしまい、コルネットは愛しの王子を救出するため、人形とともに旅に出る。
[編集] 主要キャラクター
- コルネット・エスポワール(声:藤野かほる)
- 身長152cm、体重41kg。16歳。
- 主人公。オレンジ村におじいさんと一緒に住んでいる。明るく元気で感情が顔に出やすい性格。人形と話すことができる不思議な力を持つ。妖精の人形クルルと母の形見であるトランペットを肌身離さず持っている。
- クルルのボケに対し、ハリセンでつっ込みを入れることもしばしば。
- クルル(声:川村万梨阿)
- 身長30cm、体重720mg。
- コルネットと行動を共にする人形。なぜか動くことができ、通常の人形の話し声はコルネットにしか聞こえないが、クルルの声は他の人にも聞こえている模様。好奇心が旺盛で何でも首をつっこむ。時々ボケることがあるが、コルネットにハリセンでつっ込まれている。
[編集] その他のキャラクター
- フェルディナンド・マール・E(声:森川智之)
- 身長172cm、体重58kg、17歳。
- マール王国の王子。
- エトワール・ローゼンクイーン(声:天野由梨、鷹森淑乃(天使のプレゼント))
- 身長158cm、体重45kg、16歳。
- コルネットの幼なじみでライバル。
- マージョリー(声:富沢美智恵)
- 身長168cm、体重50kg。
- マール王国に住む魔女。
- クロウディア(声:山田美穂)
- 身長168cm、体重52kg。
- マージョリーの家来。ナルシスト。
- ミャオ(声:田村ゆかり)
- 身長138cm、体重34kg。
- マージョリーの家来。語尾に「ニャ」とつける。
- ガオ(声:神宮司弥生、渡辺久美子(天使のプレゼント))
- 身長182cm、体重78kg。
- マージョリーの家来。力持ち。
[編集] リトルプリンセス マール王国の人形姫2
ジャンル | ミュージカルRPG |
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対応機種 | プレイステーション |
開発元 | 日本一ソフトウェア |
発売元 | 日本一ソフトウェア |
人数 | 1人 |
メディア | CD-ROM |
発売日 | PS…1999年11月25日 PSP…2007年5月31日 PS3…2007年5月31日 |
価格 | PS…5,800円 PSP,PS3…600円 |
その他 | 『+1(たすいち)』版、『PSoneBooks』版あり |
本編第2作目、クルル編。前作「マール王国の人形姫」から14年後の話。
2000年10月26日に作品内容の一部リニューアルとおまけディスクが追加された『リトルプリンセス+1 マール王国の人形姫2』が、2001年12月20日には廉価版である『リトルプリンセス マール王国の人形姫2 PSoneBooks』が発売された。また、2007年5月31日よりプレイステーション・ポータブル、プレイステーション3用のゲームアーカイブス対応ソフトとしても配信開始された。
無印版では、初期型のプレイステーション2にて頻繁にフリーズする不具合があったが、『+1』版と『PSoneBooks』版では不具合は修正されている。
前作『マール王国の人形姫』との相違点は、ロード時間が長い、同じ建物の内部の構造が大幅に変更されている、動きが前作よりも直線的、戦闘や人形の使い方が異なる、より立体的な画面となったことが言える。
[編集] リトルプリンセスi マール王国物語
プレイステーション版「リトルプリンセス マール王国の人形姫2」をiアプリに移植したもの。FOMA90xに対応(一部機種を除く)。
[編集] ストーリー
王女「クルル姫」は母親「コルネット王妃」の冒険記と恋物語に憧れ、自分の「王子さま」を自分の手で見つけようと旅に出る。
[編集] 主要キャラクター
- クルセイル・シェリー・マール・Q(声:川村万梨阿)
- 12歳。
- 主人公。通称「クルル」。コルネットとフェルディナンド王子の間に生まれた娘。城の中で過ごしてきたせいか、城下町のレストランの厨房に入り勝手に食べてしまうという世間知らずな一面も。好奇心旺盛で勝手に城を抜け出すことが多く、城の家臣にはおてんば姫と呼ばれている。
- 母親であるコルネットの話を聞き、自分の王子様を見つけるために冒険に出る。
- クレアトゥール・ローゼンクイーン(声:大谷育江)
- 12歳。
- クルルの親友。通称「クレア」。エトワールの娘。礼儀正しいが、クルルのボケにハリセンでつっこむ一面もある。
[編集] 天使のプレゼント マール王国物語
ジャンル | ミュージカルRPG |
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対応機種 | プレイステーション2 |
開発元 | 日本一ソフトウェア |
発売元 | 日本一ソフトウェア |
人数 | 1人 |
メディア | CD-ROM |
発売日 | 2000年12月21日 |
価格 | 通常版5,800円 限定版8,800円 |
前述の2作で明かされなかった物語を、5話+1話のオムニバスストーリーにまとめたもの。
[編集] 第一話 母を訪ねて…
主人公は村娘「コルネット」。
[編集] 第二話 かぼちゃパンツは愛の試練を乗り越えられるか?
主人公は王女「クルル姫」。
[編集] 第三話 ニャンコが消えた日
主人公は「マージョリー」。
[編集] 第四話 愛ゆえにネコは戦う
主人公は「ペコニャン」。
[編集] 第五話 天使がくれた物語
本編第3作目(各幕の題名が表示される画面中の上下に"The Adventure of Puppet Princess III"と表記されている[1])、シェリー編。主人公は王女「シェリー」。
[編集] おまけ マールだヨ!全員集合
マール王国物語シリーズの主要キャラクターが味方として登場する。
[編集] ハッピーハント
ジャンル | ロールプレイングゲーム |
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対応機種 | i-mode |
開発元 | 日本一ソフトウェア |
発売元 | 日本一ソフトウェア |
人数 | 1人 |
メディア | ウェブゲーム |
発売日 | 2001年6月4日 |
価格 | 300円/月 |
日本一ソフトウェアのi-mode公式サイト「日本一スタジオ」(旧:ローゼンクイーンランド)内の「冒険の章」コーナーで配信されているウェブゲーム。全3章とおまけシナリオから構成されている。
パンナコッタ村の村娘「ショコラ」が主人公。ババロア高原でキャロット王国の王子「リュナン」と出会うところから話は始まる。舞台となる年代は「コルネット」が王妃の時なので、少なくとも『マール王国の人形姫』より後。仲間になる人形は前3作品からは一新されている。
[編集] マールDEジグソー
ジャンル | ジグソーパズル |
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対応機種 | プレイステーション2 |
開発元 | 日本一ソフトウェア |
発売元 | 日本一ソフトウェア |
人数 | 1人、2人(対戦) |
メディア | CD-ROM |
発売日 | 2001年11月25日 |
価格 | 通常版5,800円 限定版8,800円 |
その他 | ベスト版あり |
マール王国物語シリーズの絵を用いたジグソーパズルのゲーム。対戦モードやストーリーモードもある。同社のプレイステーション版『どきどきシャッターチャンス 恋のパズルを組み立てて』とシステムがほぼ同じ。
2003年4月24日には廉価版である『マールDEジグソー 〜日本一ソフトウェア the Best〜』が発売された。
[編集] マールじゃん!!
ジャンル | テーブルゲーム |
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対応機種 | プレイステーション |
開発元 | 日本一ソフトウェア |
発売元 | 日本一ソフトウェア |
人数 | 1人、2人(対戦) |
メディア | CD-ROM |
発売日 | 2003年4月24日 |
価格 | 通常版4,800円 限定版7,800円 |
マール王国物語シリーズに登場するキャラクターが、ドンジャラのようなゲーム、「マールじゃん」で戦いを繰り広げる。
[編集] 携帯電話ミニゲーム
いずれも、日本一ソフトウェアのi-mode公式サイト「日本一スタジオ」にて配信されているiアプリ。