マウイ (ポリネシア神話)
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マウイ (Māui) とは、ポリネシア神話において太平洋に浮かぶ数々の島とそこに住む人々を創造したとされる神。彼に関する神話はニュージーランドのマオリ族、ハワイ、タヒチ、サモアなどポリネシアの広範囲に渡って残っている。
黄泉の国の女神ヒネ・ヌイ・テ・ポ (en) の孫として生まれたとされる。
年がら年中闇夜ばかり続くのにうんざりして、空を海から持ち上げてそこに星々を貼り付けて星空を造った。その結果、風が吹くようになったが、彼は風を中身をくりぬいたココヤシの中に閉じ込めて必要に応じて出すことにしたが、西風だけが最後まで逃げていた。マウイは次に太陽を管理し、それまでは駆け足で空を渡るため昼の時間が非常に短かったが、マウイは太陽に空をゆっくりと駆けることを了承させた。その後、海中から陸を引き揚げ、先祖にあたるマフイカ (en) の手足の指である火を盗み出した後に、島々に住む全ての生物を創りだした。
最後にマウイは永遠の命を得るため、祖母であるヒネ・ヌイ・テ・ポを殺すことを決心したが、そのためには彼女の体内に入り込む必要があり、眠っているヒネ・ヌイ・テ・ポの体内に入ることに成功したが、それを見たマウイの友人でもある鳥たちが笑い出したため、目を覚ましたヒネ・ヌイ・テ・ポに体内で砕かれてしまった。