ポパイ (任天堂)
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ジャンル | アクションゲーム |
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対応機種 | ファミリーコンピュータ[FC] アーケード[AC]/ColecoVision/Atari |
開発元 | 任天堂 |
発売元 | 任天堂 |
人数 | 1人(ファミコン版は2人) |
メディア | [FC][colecoVision][Atari]カセット |
発売日 | [FC]1983年7月15日 [AC]1982年 |
価格 | 4500円[FC](税抜)(発売時のFCは3800円) |
『ポパイ』(POPEYE)は、任天堂から発売されたゲームソフトおよびアーケードゲームである。1982年にアーケードゲームで登場し、その後1983年7月15日にファミリーコンピュータの同時発売ソフトとして発売された。『ポパイ』を題材としたアクションゲーム。ゲーム&ウォッチでも同名のゲームが出ているが、ここではアーケード/ファミリーコンピュータ版を主に解説する。
目次 |
[編集] 概要(ファミリーコンピュータ版)
全1画面、4段構成のステージでポパイを操り、ポパイの天敵ブルートの攻撃をかわしながら、恋人オリーブの投げるハートや音符、アルファベットを全て取ればクリアとなる。画面の上の方で取るほど高得点。1段目だと500点、2段目以降は300点、100点、50点の順。階段等を降りている最中は前にいた段の得点。ハート等を1つでも取り逃すと同時に敵に当たるとポパイを1人失う。人数が無くなればゲームオーバー。なお、面のクリア条件は、1面はハート24個、2面は音符16個、3面は「H」「E」「L」「P」のアルファベット4個を計6セット(24個)と、それぞれの面で1つも漏らさず取る事である。なお、取る事さえできれば良く、取る順番は問わない。
ポパイはAボタンでパンチを使えるがブルートに直接攻撃はできず、通常状態では触れると死ぬ。ブルートは段の上下を移動し、ポパイにビンを投げつけてきたり、床下に飛び降りてきたり、床に腕を伸ばしたりしてポパイの邪魔をする。(ビンはパンチで壊せる。なお壊すと1個100点)。ブルート以外にも敵はおり、3面ではハゲタカ(鳥)(叩くと1000点)、骸骨(パンチで壊せる。壊すと1個100点)を投げてくるいじわる魔女シーハッグ[1]。
1面目の最上段の中央には桶とパンチングボール(1回叩くと30点)がある。パンチングボールはタイミングよくパンチすると桶にぶつかり、桶が下に落ちてきてブルートの頭にはまって邪魔をする事ができる。これも被せた時の段によって点数が異なり、上の方で被せるほど高得点。
ステージは全3面で1面はドック、2面は街[2]、3面は船上。ステージによって仕掛けが異なり、1面は桶を使ってブルートを攻撃できる。2面はジャンプ台がありジャンプ台の上に浮かぶ赤ん坊(スィーピー)にタッチすると500点。3面はスライドする台がある。3面をクリアすると難易度が高くなる1面に戻るという無限ループ。
原作同様、各ステージに出てくるほうれん草[3]を食べれば音楽が変わり、ポパイが赤くなってパワーアップし無敵となり、ブルートを攻撃して倒せる様になる他、投げられたハート等も停止し取りやすくなる。さらには、無敵状態の最中は得点が2倍になる。難易度が高くなるにつれて、無敵時間は短くなり、オリーブの投げるパーツとブルートの動きも早くなり、ビンや骸骨を投げてくる率が多くなる。
[編集] 脚注
- ^ FC版はゲームAの2周目以降とゲームBにオリーブの家に出現(1、2面のみ)。アーケード版は階段の片隅(1~3面全部)に加え、FCと同様にオリーブの家(2周目以降の1、2面)にも出現する。
- ^ アーケード版はダミーであるがウィンピーがジャンプ台横に立っている。
- ^ FC版はポパイが死んでも再スタート時にほうれん草は復活するが、アーケード版はポパイが死んだステージをクリアしない限りほうれん草は復活しない。
[編集] 関連項目
[編集] 参考リンク
- Retro games of Fami-com - レビューサイト。具体的な解説あり。