ブランデンブルグのおうこつ座
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ブランデンブルグのおうこつ座またはブランデンブルグのおうしゃく座( - の王笏(王杓)座、Sceptrum Brandenburgicum)は、1688年にドイツの天文学者ゴットフリート・キルヒが作った星座の一つ。今でいううさぎ座とエリダヌス座の一部にあたる。
ブランデンブルク選帝候が用いていた王笏(王杓)を元にした星座で、同年に即位したフリードリヒ3世(のちのプロイセン王フリードリヒ1世)のために作られたものと思われる。現在のエリダヌス座53番星は、この星座に含まれていた星の中でもっとも明るいことから「スケプトルム」という名でも呼ばれる。
[編集] 参考資料
- 月刊天文 1992年5月号「まぼろしの星座たち」(山田卓)