フォール・ニャシンベ
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フォール・エソジムナ・ニャシンベ・エヤデマ(Faure Essozimna Gnassingbé Eyadéma, 1966年6月6日 - )は、トーゴの政治家で大統領。名のフォールはフォレとされることもある。故ニャシンベ・エヤデマ元大統領の息子で、トーゴ共和国史上初めて、権力世襲により国家元首となった。
フランスのパリに留学経験があり、またイェール大学でMBAを取得するなど、テクノクラートとして国内では評判であった。ソコデ市の選挙区から選出された国会議員として、また父のニャシンベ・エヤデマ大統領の息子として、政界に太いパイプを持ち、2003年7月29日には設備・鉱業・電気通信相として入閣を果たす。
2005年2月5日、父が心臓発作で死去すると、トーゴ軍が共和国憲法の規定に反しフォール・ニャシンベの大統領就任を宣言。同憲法では大統領死去の際、国会議長が大統領職を代行し、60日以内に大統領選を行うと定められている。当初、フォール・ニャシンベ大統領はニャシンベ・エヤデマが務めるはずだった2008年までの任期を全うすると見られていたが、アフリカ連合や国際社会から「憲法違反で認められない」と非難され、同年2月25日に辞任。議会のボンフォー・アッバス副議長が暫定大統領に就任した。
2005年4月24日の大統領選で与党「トーゴ人民連合」の候補として出馬し当選。5月4日に再び大統領に就任した。