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ファン・マヌエル・マルケス - Wikipedia

ファン・マヌエル・マルケス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ファン・マヌエル・マルケス
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基本情報
本名 ファン・マヌエル・マルケス・メンデス
通称 Dinamita(ディナミータ・ダイナマイト)
無冠の帝王
階級 スーパーフェザー級
国籍 メキシコ
誕生日 1973年8月23日(34歳)
出身地 メキシコメキシコシティ
命日
死地
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 52
勝ち 48
KO勝ち 35
敗け 3
引き分け
無効試合

ファン・マヌエル・マルケス・メンデスJuan Manuel Márquez Mendez1973年8月23日 - )は、メキシコプロボクサー。前WBC世界スーパーフェザー級チャンピオンであり、前WBAIBFおよびWBO世界フェザー級チャンピオン。ボクシング一家に育ち、弟のラファエル・マルケスは前WBC世界スーパーバンタム級チャンピオンで元2階級制覇王者である。弟ラファエルと共に史上初の兄弟同時2階級制覇を成し遂げた。弟ラファエルが一撃必殺の強打で相手をKOするのに対して、ファン・マヌエルは回転の早い連打で相手を圧倒するファイタータイプのボクサーに近い。その爆発力から「Dinamita(ディナミータ・ダイナマイト)」の異名を持つ。また、2000年2002年の間は破竹の快進撃を続けていたにもかかわらず、当時の世界王者達がマルケスとの対戦を恐れて世界王座に挑戦できなかったため、「無冠の帝王」とも呼ばれていた。2004年9月来日。主要4団体世界王座を制覇した数少ないボクサー。ベリスタイン門下では2人目の快挙。

マルケスのチームには世界戴冠以前より日本人(ロマンサジャパンジム代表)が名を連ねる。ナチョ・べリスタインの義理の息子で事実上の後継者(ただし本人は否定している)。

目次

[編集] 来歴

1993年5月29日に19歳でプロデビューするが、初戦は負けている(失格負け)。

その後は順調に勝ちを重ね1997年2月23日NABO北米フェザー級タイトルを獲得する。同タイトルを7度防衛した後、1999年9月11日にフレディー・ノーウッドの持つWBA世界タイトルに挑戦するが判定で敗れてタイトル奪取に失敗した。

その後は、2002年3月9日にロビー・ピーデンを10回TKOで破り、NABF北米タイトルとUSBA全米タイトルを獲得するなど、KO勝ちを連発する破竹の快進撃を続けて、フェザー級最強の呼び声も高い実績を作ったが、当時の世界王者達がことごとくマルケスを恐れて対戦を嫌がったため、長い間世界王座に挑戦できなかった。そのためマルケスは「無冠の帝王」と呼ばれるようになった。

2003年2月1日にはマヌエル・メディナを7回TKOで下し空位のIBF世界フェザー級タイトルを獲得、遂に無冠の帝王を返上した。

同年11月1日にはデリック・ゲイナーを7回ドクターストップ判定(実質戦意喪失のTKO勝ち)で破りWBA世界フェザー級タイトルと統一に成功[1]した。

2004年5月8日マニー・パッキャオと対戦し、1Rに3度のダウンを奪われるが、その後に猛反撃して、判定三者三様の引き分けドローで王座を防衛。

同統一タイトルを3度防衛した後、指名戦が成立しなかった為IBFのタイトルを剥奪されてしまい、自動的にWBAスーパーチャンピオンのタイトルも剥奪される。その後2006年3月4日にWBAタイトルを賭けてインドネシアクリス・ジョンと対戦し不可解な判定で敗れてタイトル奪取ならず。

しかし、2006年8月5日WBO世界フェザー級の暫定王者決定戦に勝利して暫定王者[2]となった。2006年12月にスコット・ハリソンが防衛戦をキャンセルして返上、正王者に昇格した。

2007年3月17日マルコ・アントニオ・バレラが持つWBC世界スーパーフェザー級王座に挑戦し3-0判定で下して王座奪取に成功した。同時期に兄弟同時2階級制覇。11月3日にはオリンピック銀メダリストのリカルド・フアレスとの初防衛戦に12回判定勝利し、初防衛に成功した。

2008年3月15日、ラスベガスで行われた2度目の防衛戦でマニー・パッキャオと再戦。3Rにダウンを奪われるがその後に猛反撃、初対戦時以上の大激闘を繰り広げ、2-1のスプリット判定負け。王座から陥落した。

[編集] 獲得タイトル

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

[編集] 脚注

  1. ^ マルケスはWBAのタイトルと他団体(IBF)のタイトルを同時に獲得したため、WBAよりスーパーチャンピオンの認定を受けた。
  2. ^ 当時の正式王者はイギリス(スコットランド)のスコット・ハリソン
空位
前タイトル保持者
ジョニー・タピア
第18代IBF世界フェザー級王者

2003年2月1日 - 2005年(剥奪)

空位
次タイトル獲得者
ウラジミール・ペレイラ
前王者
クリス・ジョン
第37代WBA世界フェザー級王者

2003年11月1日 - 2003年11月1日(昇格)

空位
次タイトル獲得者
クリス・ジョン
前王者

N/A

UndisputedWBA世界フェザー級王者

2003年11月1日 - 2005年(剥奪)

次王者

N/A

空位
前タイトル保持者
スコット・ハリソン
第15代WBO世界フェザー級王者

暫定:2006年8月5日 - 2006年12月(昇格)
正規:2006年12月 - 2007年3月(返上)

空位
次タイトル獲得者
スティーブン・ルエバノ
前王者

マルコ・アントニオ・バレラ

第27代WBC世界スーパーフェザー級王者

2007年3月17日 - 2008年3月15日

次王者

マニー・パッキャオ


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