ピーター・グリーナウェイ
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ピーター・グリーナウェイ(Peter Greenaway, CBE,1942年4月5日 - )はイギリス(ウェールズ)出身の映画監督・脚本家である。
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[編集] 略歴
小さいころから画家を志すも、美術学校に通う傍ら映画を撮影するようになり、1965年からは中央情報局に入って記録映画を撮影するようになる。
66年に短篇『Train』を撮影、その後もいくつかの短篇を撮影して評判になる。1980年からは長編に挑み、1982年の『英国式庭園殺人事件』で世界的に評価される。1996年には、『ピーター・グリーナウェイの枕草子』を日本で撮影する。『数に溺れて』ではカンヌ国際映画祭の芸術貢献賞、『コックと泥棒、その妻と愛人』では、イブニング・スタンダード映画祭の特別賞を受賞する。
近年は、映画だけでなくインスタレーション作品や小説も発表するようになり、1998年には、ベルリンで開催された巨大規模のオペラ『コロンブス』を作成する。
その衒学趣味、独特の構図、難解なストーリーなどから一部に圧倒的な支持を得て、世界中にファンがいる。音楽は、代表作のほとんどをマイケル・ナイマンが手がけ、そのミニマリズムとあいまって、グリーナウェイの作品は他に類を見ない存在感を持つ。『グリーナウェイの裸像』では、裸体が頻出するため、日本での公開当時は多くの修正が施されたりもしたが、現在入手できる媒体では、その修正は取り除かれている。
[編集] 監督作品
- 英国式庭園殺人事件 The Draughtsman's Contract (1982)
- ZOO A Zed & Two Noughts (1985)
- 建築家の腹 The Belly of an Architect (1987)
- 数に溺れて Drowning by Numbers (1988)
- コックと泥棒、その妻と愛人 The Cook the Thief His Wife & Her Lover (1989)
- プロスペローの本 Prospero's Books (1991)
- ベイビー・オブ・マコン The Baby of Mâcon (1993)
- ピーター・グリーナウェイの枕草子 The Pillow Book (1996)
- 8 1/2の女たち 8 ½ Women (1999)
- レンブラントの夜警 Nightwatching (2007)
[編集] 関連項目
- 高山宏 (著書『魔の王が見る』で、グリーナウェイ論を展開している)