ピラミッド校舎
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ピラミッド校舎(ピラミッドこうしゃ)は、学習院大学中央教室の通称。「ピラ校」と略される。ピラミッドの形をしており、学習院大学を代表する建物として有名だが、2008年(平成20年)に解体される。設計は前川國男。
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[編集] 概要
1959年(昭和34年)に策定された「学習院創立八十五周年私学十五周年記念建設事業」において、建物群の設計を担当した前川国男建築設計事務所は、「学問のコア」と「学生生活のコア」をキャンパス内に設定し、前者の中心に中央教室(ピラミッド校舎)をそえ、1960年(昭和35年)に竣工した。
頂点までの高さは25メートルあり、約700名の学生を収容できた。
[編集] 解体
内部構造が大学の授業には不向きであると教員から敬遠されている上、建築後47年を経て様々な面(耐震、防水、照明、音響、空調など)で大規模な改修が必要になったため、日本建築家協会が大学側に保存要望書を提出するなどの運動の甲斐もなく、解体されることとなった。
[編集] 備考
- ウルトラセブンの第29話「ひとりぼっちの地球人」に京南大学として学習院大学が登場。ピラミッド校舎は、プロテ星人との戦闘で倒れたウルトラセブンに破壊されてしまう。