パレンシア
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パレンシア (Palencia) はスペイン北西部のパレンシア県の県都。2002年の人口は80,801。
パレンシアにはいくつかの歴史的建造物がある。カリオン川に架かる橋は3分の1は中世に再建された。市の左岸は歴史的町並みで右岸は近世に開発された。フランボワイヤン様式のゴシック建築のサン・アントリン大聖堂は1321年から1504年にかけて建てられた。その基層には低いアーチの西ゴート王国時代の地下聖堂があり、その博物館にはイサベル1世の宮廷画家フアン・デ・フランデスによる12枚のリタブロなどの美術品が収められている。考古学博物館にはケルトイベリア人の陶器が収蔵されている。パレンシアは13世紀のサン・ミゲル教会とフアン・デ・バダホスによる18世紀のロココ様式のベネディクト会のサンソイロ修道院などでも有名である。