パラマリボ
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パラマリボ市街歴史地区 |
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ウォーターカント地区にあるコロニアル様式の建造物 | |
(英名) | Historic Inner City of Paramaribo |
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(仏名) | Centre ville historique de Paramaribo |
登録区分 | 文化遺産 |
登録基準 | 文化遺産(ii),(iv) |
登録年 | 2002年 |
拡張年 | |
備考 | |
公式サイト | ユネスコ本部(英語) |
地図 | |
パラマリボ(Paramaribo)はスリナム共和国の首都である。人口は222,843人である。パラマリボは大西洋からおよそ15kmのスリナム河口に位置する。郊外ではボーキサイト,金,サトウキビ, 米,コーヒーが産出され輸出している。市街ではセメント,ラム酒(Borgoe),ビール(Parbo)を製造している。カリブ海で獲れるエビはスリナム港で加工され、欧州・日本に輸出している。
パラマリボは1630年にイギリス人によって植民された。1650年にパラマリボは新しいイギリスの植民地の首都になる。しかし、英蘭戦争の結果、1667年にオランダは米国のニューアムステルダム(現在のニューヨーク)をイギリスに譲り、スリナムを領有した。市民は主にインド系、クレオール系、マルーン系、インドネシア系などである。
パラマリボにはオランダの名残で、旧総督府、大聖堂(南米一の木造建築)、砦がある。スリナム川沿いの町並みは2002年に世界文化遺産に登録された。
[編集] 世界遺産
この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた。
- (ii) ある期間を通じて、または、ある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、町並み計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
- (iv) 人類の歴史上重要な時代を例証する、ある形式の建造物、建築物群、技術の集積、または景観の顕著な例。