パガーニ・ゾンダ
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パガーニ・ゾンダ(Pagani Zonda)は、イタリアのパガーニ・アウトモビリ社が1999年から2006年まで製造していたスーパーカーである。
[編集] 概要
AMG製のV12エンジンをミッドに積む。エクステリアはパガーニ・アウトモビリ社の創立者、オラシオ・パガーニ自らの手によるものである。
アドバイザーとしてパガーニが崇拝する、同じアルゼンチン出身で、不世出のグレートドライバーとして知られる、ファン・マヌエル・ファンジオが起用され、ファンジオの意見が随所に取り入れられている。イタリアのスーパーカーがドイツのエンジンを使うことは珍しいが、これもファンジオのアイディアである。
特徴的なエクステリアに相応しく、インテリアは絢爛かつ豪奢。マテリアルには、レザーとアルカンタラ、アルミ、カーボンファイバーを用い、独自の世界観をもつ。
日本には保安基準の関係で正規輸入はされておらず、インポーターやディーラーもないため、日本以外のディーラーから購入し、輸入する、二次販売の形態(いわゆる並行輸入)で少数が上陸している。
2004年、辛口の批評で有名な米国のスポーツカー専門誌、スポーツカー・インターナショナルの選出したベスト・スポーツカー2000年代部門で第4位を獲得している。
2006年ジュネーブモーターショーでゾンダ・ロードスター Fを発表した。このFはファンジオのFである。
[編集] 車種
- Zonda C12
- Zonda C12 S
- Zonda C12 S 7.3
- Zonda Roadster S
- Zonda F
- Zonda Roadster F
- Zonda R