ハリー・キューウェル
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ハリー・キューウェル | ||
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名前 | ||
本名 | ハロルド・キューウェル | |
愛称 | オズの魔法使い | |
ラテン文字 | Harold KEWELL | |
基本情報 | ||
国籍 | オーストラリア | |
生年月日 | 1978年9月22日(29歳) | |
出身地 | シドニー | |
身長 | 183cm | |
体重 | 74kg | |
選手情報 | ||
在籍チーム | リヴァプール | |
ポジション | MF/FW | |
背番号 | 7 | |
利き足 | 左足
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代表歴 | ||
出場 | 34 | |
得点 | 11 2008年6月1日現在 |
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ハリー・キューウェル(Harold "Harry" Kewell、1978年9月22日 - )は、オーストラリア・シドニー出身のサッカー選手であり、サッカーオーストラリア代表選手でもある。ポジションはMFもしくはFWで、主に左サイドを務める。ニックネームはオズ(オーストラリア)の魔法使い。
目次 |
[編集] プレースタイル
抜群のスピードを誇るドリブルで左サイドを切り裂き、好調時には鬼神のごとき活躍を見せる。アイディア抜群のファンタスティックなプレーも織り交ぜ見るものを魅了するその様はまさに魔法使いである。多彩なフェイントでマーカーを幻惑し、一瞬の加速で振り切る突破で数多のウインガーとの違いを見せる。ポストプレーの落としに飛び込むシャドーの動きも鋭く、リーズ所属時代は得点感覚にも優れ、リヴァプールに移籍する前シーズンはリーグ戦14得点を叩き出すほどだったが現在は慢性的な怪我に悩まされている。 そのためか近年はかつて程のパフォーマンスを披露出来ていない。
[編集] 経歴
選手の育成には定評があるリーズ・ユナイテッドのアカデミー出身。1995年にトップチームでデビュー。1996年に17歳の若さでA代表に選出される。2003年にリヴァプールに移籍する。移籍金は850万ユーロ(約11億9000万円)。
2006年W杯クロアチア戦ではオーストラリアを同国史上初の決勝トーナメントに導くゴールをあげるなどオーストラリアの躍進に貢献した。
リヴァプールに移籍後は幾度もの怪我に悩まされることとなる。復帰直後の2004-05年のUEFAチャンピオンズリーグ決勝ではスタメンしたが早々に負傷し、前半中にピッチを去ることとなった。また2006-07年のUEFAチャンピオンズリーグにも復帰直後の出場を果たしたが、数回程度ドリブル突破をするに止まり、クロスを供給したりPA内でターゲットになる等の本来のプレーの輝きを見せることはできなかった。
[編集] エピソード
- 1996年にオーストラリア代表にデビューしたものの、キャップ数は30試合程度とキャリアの割りには少ない。これは本人曰くオーストラリア国内での試合は欧州からの移動等に時間を要するため回避しているとの事(ちなみに欧州で行われている親善試合には全て出場している)。
- 2007年7月21日、ベトナムのハノイで行われたAFCアジアカップ準々決勝の日本代表戦に交代出場した。そして、1-1のまま延長戦でも決着がつかず迎えたPK戦にて、1番目のキッカーを務めたが、GKの川口能活にセーブされた。PK戦は3-4で、オーストラリア代表は準々決勝で敗退した。
- ケビン・キーガンがイングランド代表監督時に、左サイドの人材難から「彼がイングランド人だったら…」と嘆いた話が知られている。
[編集] 所属クラブ
- リーズ・ユナイテッドFC 1995年-2003年
- リヴァプールFC 2003年-
[編集] 個人タイトル
- PFAヤングプレーヤー・オブ・ザ・イヤー 1回(2000年)
- オセアニア年間最優秀選手賞 3回(1999年、2001年、2003年)
リヴァプールFC - 現所属メンバー |
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3 フィナン | 4 ヒーピア | 5 アッゲル | 6 リーセ | 7 キューウェル | 8 ジェラード | 9 トーレス | 10 ヴォロニン | 11 ベナユン | 12 ファビオ・アウレリオ | 14 アロンソ | 15 クラウチ | 16 ペナント | 17 アルベロア | 18 カイト | 19 バベル | 20 マスチェラーノ | 21 ルーカス | 23 キャラガー | 25 レイナ | 30 イタンジュ | 37 シュクルテル | 38 リンドフィールド | 39 ダービー | 40 マーティン | 42 エル・ザール | 46 ホッブス | 48 インスア 監督: ベニテス |
オーストラリア代表 - 2006 FIFAワールドカップ | |
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1 シュワルツァー | 2 ニール | 3 ムーア | 4 ケーヒル | 5 クリナ | 6 ポポヴィッチ | 7 エマートン | 8 スココ | 9 ヴィドゥカ | 10 キューウェル | 11 ラザリディス | 12 コヴィッチ | 13 グレッラ | 14 チッパーフィールド | 15 アロイージ | 16 ビューチャンプ | 17 トンプソン | 18 カラッツ | 19 ケネディ | 20 ウィルクシャー | 21 ステリョフスキー | 22 ミリガン | 23 ブレッシアーノ | 監督 ヒディンク |
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