ドイツ・フランス合同旅団
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ドイツ・フランス合同旅団 | |
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独仏合同旅団章 |
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創設 | 1989年10月2日 |
国籍 | ドイツ・フランス |
所属 | ドイツ連邦陸軍・フランス陸軍 |
規模 | 旅団 |
兵種 | 機械化歩兵 |
人員 | |
所在地 | ドイツ バーデン=ヴュルテンベルク州 ミュールハイム |
上級部隊 | 欧州合同軍 |
モットー | |
主な戦歴 |
ドイツ・フランス合同旅団またはフランス・ドイツ合同旅団(De:Deutsch-Französische Brigade、Fr:Brigade Franco-Allemande)[1]は、ドイツ陸軍とフランス陸軍の合同部隊。欧州合同軍の指揮下にある。
目次 |
[編集] 歴史
ドイツ・フランス合同旅団(以下、独仏合同旅団)は、1987年、当時のフランソワ・ミッテラン仏大統領とヘルムート・コール独首相との会談の結果にしたがって設立された。独仏合同旅団は、1989年10月2日、Jean-Pierre Sengeisen 将軍の指揮下で作戦可能状態に入った。1993年、欧州合同軍が設立されるとその中核として編入され、以来、欧州合同軍の一部として、ドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク州のミュールハイムに駐留している。
[編集] 編成
独仏合同旅団は機械化歩兵部隊である。主要な戦闘部隊は、装甲偵察連隊、機械化歩兵連隊、軽歩兵大隊、さらに機械化砲兵大隊である。フランスは装甲偵察連隊と機械化歩兵を提供し、ドイツは軽歩兵、機械化砲兵、さらに機械化工兵を提供している。兵站支援部隊および司令部は両国の混成で編成されている。
- 司令部中隊(混成)
- 装甲偵察連隊 — フランス・第3驃騎兵連隊(3e Régiment de Hussards)
- 司令部中隊
- 装甲偵察中隊×3(AMX-10RC装甲車)
- 対戦車中隊(ミラン、HOT)
- 支援中隊
- 軽歩兵大隊 — ドイツ・第292猟兵大隊(Jägerbataillon 292)
- 機械化歩兵連隊 — フランス・第110歩兵連隊(110e Régiment d'Infanterie)
- 司令部中隊
- 歩兵中隊×3
- 武器中隊(ERYX、ミラン、RTF1 120mm迫撃砲)
- 支援中隊
- 機甲工兵中隊 — ドイツ・第500装甲工兵中隊(Panzerpionierkompanie 500)
- 砲兵大隊 — ドイツ・第295装甲砲兵大隊(Panzerartilleriebataillon 295)
- 第1中隊(司令部・支援)
- 第2~4中隊(砲兵:PzH2000 155mm自走榴弾砲)
- 兵站大隊 — 混成(フランス語:Bataillon de Commandement et de Soutien ドイツ語:Deutsch-FranzösichesVersorgungsbataillon)
- 司令部中隊(混成)
- 修理中隊(混成)
- 補給中隊(混成)
- 輸送中隊(ドイツ)
- 管理支援中隊(フランス)
[編集] 注
- ^ フランス語・ドイツ語で語順が異なるがいずれも正式名称である
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- Official website (ドイツ語)(フランス語)