チャールダーシュ
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チャールダーシュ(ハンガリー語 csárdás, スロヴァキア語 čardáš)はハンガリー音楽の一ジャンルで、ヴェルブンコシュから派生し、「酒場風」という意味であるが、実際にはハンガリー音楽に大きな貢献をしたユダヤ系作曲家ロージャヴェルジ・マールクの作った楽曲の名前から広まった。ヴィットーリオ・モンティの作曲したものが有名。
ヴェルブンクとヴェルブンコシュは兵士が居酒屋(チャールダ)で兵士募集のために踊り、それが農民の改作も交えて次第に芸術的要素を増していき、19世紀にロージャヴェルジらによりチャールダーシュとなったのであり、ヴェルブンコシュを農民が改作してチャールダーシュとなったのではない。
19世紀にはウィーンをはじめヨーロッパ中で大流行を極め、ウィーン宮廷は一時チャールダーシュ禁止の法律を公布したほどだった。 その遺産は、当時作られた内外の作曲家によるオペレッタ、バイオリン曲の中になお今も見ることができる。
他のハンガリー音楽と特徴が同じ面としては、「遅い」部分(lassú, lassan)と「速い」部分(friss/frišká)があるところだが、ラッシュー部分はかなり遅く、哀愁をもって演奏される。実際には2つから3つの民謡の旋律を組み合わせたりして演奏する場合が多い。