ダントン級戦艦
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ダントン級戦艦 | |
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艦級概観 | |
艦種 | 戦艦 |
艦名 | 人名 |
前級 | リベルテ級戦艦 |
次級 | クールベ級戦艦 |
性能諸元 | |
排水量 | 基準:18,360トン 常備:17,597トン 満載:19,400トン |
全長 | 146.4m 水線長:144.9m |
全幅 | 25.8m |
吃水 | 9.2m |
機関 | ベルヴィール式石炭専焼缶26基+ パーソンズ式ギヤード・タービン4基4軸、22,500hp (コンドルセ、ディドレ、ヴェルニョーはニクローズ式缶) |
最大速力 | 19.25ノット |
航続距離 | 10ノット/3,390海里 |
乗員 | 921名 |
兵装 | Model 1906 30.5cm(45口径)連装砲2基、 Model 1906 24cm(50口径)連装砲6基、 7.5cm(65口径)単装砲16基、 4.7cm単装砲10基、 45cm水中魚雷発射管2門 |
装甲 | 舷側装甲:250mm(VP)、100mm(VP以外)、-mm(水密区画装甲) 甲板装甲:64mm~120mm(VP内)、38mm(VP以外) 砲塔:305mm(前盾)、203mm(側面)、76mm(天蓋)、-mm(後盾) 副砲塔:225mm(前盾) 司令塔:305mm(側面) パーペット部:220mm~305mm |
ダントン級戦艦(ダントンきゅうせんかん、Danton class battleship )は、第一次世界大戦前にリベルテ級に続いてフランス海軍が竣工させた最後の準弩級戦艦の艦級。6隻が建造された。ネームシップの「ダントン」は1911年に竣工し、第一次世界大戦中の1917年3月19日、地中海でドイツ潜水艦「U-64」に撃沈されてものの、フランス海軍の対水雷防御の発達により魚雷攻撃を完封し、他の僚艦はWW1を無事生き延びている。
目次 |
[編集] 艦形について
船体は平甲板型である。前弩級戦艦特有の全長に比べて船体の幅が狭いという船体で、艦首は垂直に断ち落とされている。
リベルテ級の錨が巻き上げられると船体に埋め込まれるという凝った作りは本級にも踏襲され、後のクールベ級、プロヴァンス級にも受け継がれた。一方で前級の「装飾過多のため、外洋航行時の安定性が悪い」という悪評を改善する為に艦橋構造は簡略化され、「鉄の城」という趣の外観である。
主砲は新設計の「1906年型30.5cm(45口径)砲」を頂部の膨らんだ楕円柱形の連装砲塔に纏め、日露戦争時の戦訓に基づき1番主砲塔と艦橋は二段の装甲司令塔とし、この設計も弩級戦艦に引き継がれた。円柱状の主脚の上には見張り台と探照台、マストが配置された。1番から5番までの煙突を挟み込むように、両舷に「1902年型24cm(50口径)砲」の連装砲塔6基を3基ずつ振り分けた。後ろに立った単脚檣には簡素な見張り台が設けられた他、後部には後向きの2番主砲塔、艦尾には艦長室が設けられた。
[編集] 副砲等
副砲は破壊力を重視して「1902年型24cm(50口径)砲」を採用した。当時、列強の主力戦艦では主砲の能力を補う目的で装甲巡洋艦の主砲と同等の7~12インチ砲(主砲と副砲の中間という事で、中間砲と呼ばれる)を積む事が流行してた。これを後に準弩級戦艦と称する。ただしフランスの前弩級戦艦の場合は、元より他国より大型の副砲を装備しており、それを徐々に拡大していったという経過があり、この24cm砲は副砲とされる(ただしダントン級戦艦そのものは、準弩級戦艦とされている)。 この砲は重量62kgの徹甲弾を14,500m先まで飛ばす事ができた。これを最上甲板に砲塔形式で片舷6基12門の計24門を装備した。その他に対水雷艇用に「88mm(40口径)砲」を単装24門(後に艦首尾部の8門を撤去して16門に)、45cm水中魚雷発射管3基を装備した。
[編集] 同型艦
- ダントン Danton
- コンドルセ Condorcet
- ディドロ Diderot
- ミラボー Mirabeau
- ヴェルニョー Vergniaud
- ヴォルテール Voltaire
[編集] 外部リンク
ダントン級戦艦 |
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