ダブルスタックカー
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ダブルスタックカー(英 double-stack car)は、インターモーダル貨物輸送用のコンテナを輸送する鉄道車両の一種で、1両に付き2つのコンテナを、1つをもう1つの上に重ねる形で搭載する貨車である。台車の間を低くして、通常のコンテナ車よりレールに近い低い位置にコンテナを搭載できるようにすることで、これを可能にしている。十分な車両限界の高さがあるルートでは、2段目のコンテナを載せて走らせることができる。上のコンテナは、車両から直接固定するか、あるいはコネクタを用いてコンテナ同士で固定する。
ダブルスタックカーを連結して走らせる列車のことをダブルスタックトレイン(英 double stack train)と呼ぶ。
ダブルスタックカーを使うことの利点は、重心の位置を下げ、空車重量を減らすことができる点である。
ダブルスタックカーは、インターモーダル輸送が盛んで、電化があまり行われていないために車両限界に余裕のある北アメリカでよく用いられている。
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[編集] ユニット編成
ダブルスタックカーはコンテナ搭載位置が1つのものがよく造られ、またそれを3つか5つ連節したユニット編成がよく見られる。連節部分は一軸台車で支えられている。
多くの場合で、ユニット編成は連結棒で繋がれていてそれ全体で1つの車番を持っている。
アメリカでは、ユニット編成の場合、ユニットを構成している車両はアルファベットで識別され、一番端の車両がA、その反対側の端の車両がBである。全ての鉄道車両でA端とB端が区別されており、B端は通常ブレーキ装置が位置している側である。複数の連節車体で構成されている場合、中間の車体はC、D、Eと呼称される。
[編集] 搭載サイズ
ダブルスタックカーの大きさは、搭載するコンテナに応じて様々である。搭載位置の長さは40フィート、48フィート、53フィートがもっとも一般的である。45フィート、56フィートのものも存在する。搭載位置の大きさは、よく大きな数字で車体の横に記載されており、荷役従事者が適切な装置を使って荷役できるように配慮されている。
搭載位置の長さが搭載したいコンテナより短い時には、搭載位置にぴったりのコンテナを1段目に置き、大きなコンテナをその上に置くということがよく行われる。多くの場合、2つの20フィートISOコンテナを1段目に搭載することができるようになっている。
セミトレーラをコンテナと同じように搭載できるような締結装置を備えている車両もある。多目的ダブルスタックカーと呼ばれる。
[編集] 参考文献
[編集] オンライン
- DOUBLE STACK CARS - ダブルスタックカーのリスト、様々なデータ (英語)
- RR Picture Archives - Rolling Stock Category: Double Stack Car (英語)
[編集] 雑誌文献
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