ダニエル・キイス
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ダニエル・キイス (Daniel Keyes、1927年8月9日-) はアメリカ合衆国ニューヨーク州生まれの作家。
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[編集] 経歴
ブルックリンカレッジ卒業後の1950年から『マーヴェル・サイエンス・ストーリーズ』の編集などの仕事を経てハイスクールの英語教師となる。このころから小説を書き始め、1959年に『アルジャーノンに花束を』(1966年に中編を長編に改作)を発表、文名を得る。その後、『五番目のサリー』や実在の解離性同一性障害(いわゆる多重人格)者ビリー・ミリガンに関する 『24人のビリー・ミリガン』、『ビリー・ミリガンと23の棺』などを著す。現在は教職を退き、作家生活を送っている。フロリダ州ボカ・ラトン在住。
[編集] 主な著作
[編集] 小説
- 1959年 アルジャーノンに花束を (Flowers for Algernon)(中編、ファンタジイ・アンド・サイエンス・フィクション誌1959年4月号)
- 1966年 アルジャーノンに花束を (Flowers for Algernon)(長編)
- 1968年 タッチ (The Touch)
- 1980年 五番目のサリー (The Fifth Sally)
- 1993年 心の鏡(日本で編まれた短編集)
- 1998年 眠り姫 (Until Death Do us Part)
[編集] ノンフィクション
- 1981年 24人のビリー・ミリガン (The Minds of Billy Milligan)(邦訳早川書房 上巻 ISBN 4-15-110104-7 下巻 ISBN 4-15-110105-5)
- 1986年 クローディアの告白 (Unveiling Claudia)
- 1994年 ビリー・ミリガンと23の棺 (The Milligan Wars)
- 1999年 アルジャーノン、チャーリイ、そして私 (Algernon, Charlie and I)(自伝)