ズデーテン・ドイツ人党
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ズデーテン・ドイツ人党(Sudetendeutsche Partei)は、戦間期のチェコスロヴァキアで結成されたドイツ人政党。当時、ズデーテン地方に300万以上いたドイツ系住民から強い支持を受けていた。1933年、コンラート・ヘンラインによって創設されたズデーテン・ドイツ郷土戦線がその起源である。1935年にズデーテン・ドイツ人党と改称した。1935年の選挙で、14.7パーセントの議席を獲得して第二党にまで勢力を伸ばした。チェコからの分離を果たすため、ドイツのヒトラー政権に接近した。彼らの狙いは、1938年のズデーテン地方併合によって達成されることになる。