スラップスティック (ゲーム)
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ジャンル | RPG |
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対応機種 | スーパーファミコン |
開発元 | クインテット |
発売元 | エニックス |
人数 | 1人 |
メディア | 12Mbitカセット |
発売日 | 1994年7月8日 |
売上本数 | 4万5千本 |
『スラップスティック』(SLAPSTICK) は、1994年7月8日にエニックス(現:スクウェア・エニックス)より発売されたスーパーファミコン用コンピュータゲーム。クインテットが開発。
目次 |
[編集] 概要
主人公が自らロボットを作って悪に挑むというRPG。 困っている人の話を聞いたり、発明の友という本を読むことで新たな発明を閃き、製作することができる。 また、スクラップやアイテムを合成して新たなアイテムを生み出すこともできる。 真面目なストーリーの中にどこかとぼけた感じのキャラクターたちのギャグが織り込まれたコミカルなゲーム。
[編集] 登場人物
- 主人公
- 本作の主人公。発明家の父を持つ少年で、父の様な発明家を目指す発明家の卵。自作のロボットで敵と戦い、困っている人の悩みから発明品を生み出す。性格はお人よしで敵からはマヌケ顔と言われてしまうことも。
- アキハバラ
- 主人公の父。主人公と一緒にロココ町に引っ越してきたが、ある事情から郊外にある別宅にひとりで住んでいる。また、たびたび発明品で迷惑されてしまう。
- ナギサ
- 主人公にアドバイスをくれる発明助手の女性。実はアキハバラが製作した、亡くなった主人公の母がモデルのアンドロイド。
- カール
- ロココ町の悪ガキのリーダーで、洞窟で探検するが迷ってしまう。また母親は町舎の受付係、父親は行方不明。
- 市長
- ロココ町の町長だが秘書のローズが来てからは仕事をしていない。犬が大嫌い。なお怠け癖は偽者とすり替わってから少し直っている。
- ローズ
- ロココ町の町長の美人秘書だが、実はハッカーの幹部。町長を偽者とすりかえ主人公の持つティアトロンを奪う。過去へタイムスリップしてからは盗賊として登場する。使うロボットはメカ・デ・ローズ
- ペッパー博士
- ロココ町に呼ばれた発明家で偉そうに主人公を見下している。洞窟に少年達が閉じ込められてるときに助けようと爆弾を使うが落盤で洞窟の穴が閉じて失敗、それを主人公が解決したことで自分を馬鹿にしたロココ町に復讐するためハッカーに入った。使うロボットはビックアイ。
- コテツ
- 主人公がハッカー地下採掘所で出会った青年。お金稼ぎのためならハッカーでも働くが、主人公を手助けしてくれる。
- ミント
- ロココ町の新聞記者の女性で、ハッカーに関する記事を書くために出張するがたびたび事件に巻き込まれてしまう。ネズミが苦手。
- ラスク
- 主人公の先祖でショコラ星の発明家。自身の発明であるティアトロンを葬るために極楽星に来た。その後故郷の星に帰らず極楽星で暮らした。
- ポリンキー伯爵
- 幽霊屋敷の主。屋敷は何もかも趣味で造ったもの。なお白い犬を魔物として見ている。フルネームはジャン・ポール・ベルモント・ポリンキー。
- イゴール
- 伯爵に仕えている執事。
- ナポレオン
- 主人公が地下遺跡で会ったロボット。閉じ込められた主人公を脱出させるためにスクラップになってしまう。もともとはガトーの発明品で、過去の世界でも主人公に会っている。修理後は主人公たちとともにガトーと戦うことに。
- ブラックモア
- 極楽星ハッカー本部のボス。主人公に敗れ宇宙要塞のトイレ掃除係に格下げされる。
- ミルフィ
- ショコラ星の女の子。主人公とラスクを見まちがえる。
- ガトー
- 本作の最終ボスで全ての黒幕。ハッカーの総帥。ティアトロンの力で全ての歴史を我が物にしようとする。
- ティラミス姫
- ショコラ星の姫。おっとり天然な性格で、人質にされてもそのことに気づかない。意外と力持ち。
- ハッカー戦闘員
- いわゆる下っ端。悪の戦闘員ではあるのだが、みなお人良しで抜けた感じの情けない奴ら。
[編集] ワールドマップ
[編集] 極楽星
- ロココ町
- 主人公が住む町。北に町舎があって下水と繋がっている。
- お父さんの家
- アキハバラの家で、飼い猫のクロガネと暮らしている。庭には先祖の墓がある。
- 森
- その名の通りで道中にはキノコの敵がいる。花の種を拾うことができる。
- 河原
- その名の通りでスライム型と鳥型の敵がいる。
- 洞窟
- 主人公が迷子の子供たちを捜しに来た洞窟。内部には水脈がある。また、地下ではハッカーがティアトロンの発掘作業をしている。
- 迷いの森
- その名のとおり迷いやすい森で、決まった道順でないと出口にたどり着くことができない。
- 幽霊屋敷
- ポリンキー伯爵の屋敷で、時計塔がある。ティアトロンの力を得た人形に支配されている。また、この屋敷を作ったのはラスクである。
- 南の島
- 観光地。原住民たちに火山には神がいると信じられている。しかし、ハッカーはそれを利用して原住民を騙し、ロココ町の住民を生贄に要求。生贄にされたロココ町の住民たちは強制労働させられていた。
- ハッカー航空基地
- ここでは航空機の開発が進められているが、エンジンの設計がうまくいかず停滞している。またカールの父もここで設計技師として働かされている。
- ハッカー本部
- 極楽星におけるハッカーの本部。宇宙の総本部に一泡吹かせるためにティアトロンを使おうとした。また、アキハバラ博士を拉致、洗脳してビーム砲を作らせていた。
- 100年前の世界
- ティアトロンの暴走で主人公が飛ばされた過去の世界。同じく飛ばされてきたローズと戦い、ティアトロンの悪用をたくらむガトーを追うことになる。
[編集] ショコラ星
- 自然と科学の調和した星だがハッカーによって破壊されシェルターで暮らすようになった。
[編集] ハッカー宇宙要塞
- ハッカーの総本部で、総帥ガトーがいる要塞。ティラミス姫を監禁し、極楽星を攻撃目標にしている。パスコードがないと開かない3色の扉がある。また、トイレではブラックモアが掃除をしている。
[編集] キララ星
- どこかにある小さな星。全ての発明の友を管理している。
[編集] 名前の由来
- キャラクターの名前のほとんどはお菓子から来ている。
- ハッカーはショッカー(『仮面ライダー』に登場する悪の組織)のオマージュだと思われる。
- ポリンキー伯爵のフルネームはポリンキーのCMに出ていた3人の名前をくっ付けたもの。