ジョン・ロートン
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ジョン・ロートン(John Lawton, 1946年7月11日 - )とは、イギリスのロック・ヴォーカリストで、ドイツのLUCIFER'S FRIEND、イギリスのURIAH HEEPなどに在籍したことで知られる。
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[編集] ヴォーカル・スタイル
美しく伸びのある高音で、高らかに歌い上げる正統派シンガー。絶好調時の高音は驚異的な高さに達する。声量よりは声の伸びで勝負するタイプで、若干パワーが不足する低音部ではビブラートを掛けることもある。ピッチは高めの声の女性とほぼ同等で、地声そのものが高いタイプ、と言えよう。
[編集] 在籍バンド
- LUCIFER'S FRIEND
- URIAH HEEP
- REBEL
- ZAR
など
[編集] 評価
DEEP PURPLE~RAINBOWのギタリストであるリッチー・ブラックモアが自身のバンドへの参加を打電したことがあるくらいで、ミュージシャンの間でも、その実力は高く評価されている。しかしながら、世界的な大ヒットに恵まれた作品は少なく、「素晴らしいシンガーである」という評価は知っているものの、実際の声を聴いたことがないロック・リスナーは多い。
[編集] 参加作品
[編集] LUCIFER'S FRIEND
- 「Lucifer's Friend」 (1970) ※シングル「Ride the Sky」がヒット。この曲は以降もバンドの代表曲となる。
- 「...Where The Groupies Killed The Blues」 (1972)
- 「I'm Just A Rock'n' Roll Singer」 (1973)
- 「Banquet」 (1974) ※ブラス・セクションを大々的にフィーチャー。
- 「Mind Exploding」 (1976)
[編集] URIAH HEEP
- 「Firefly」 (1977)
- 「Innocent Victim」 (1978)
- 「Fallen Angel」 (1978)
[編集] Solo
- 「Heartbeat」 (1980)
- 「Still Paying My Dues to the Blues」 (2000)
[編集] LUCIFER'S FRIEND
- 「Mean Machine」 (1981)
[編集] REBEL
- 「Stargazer」 (1982)
[編集] ZAR
- 「Live Your Life Forever」 (1990)
- 「From Welcome... To Goodbye」 (1993) ※1曲のみの友情出演。ヴォーカルのThommy Blochとのデュエット。
[編集] LUCIFER'S FRIEND II
- 「Smogrip」 (1994)
[編集] GUNHILL
- 「One Over the Eight」 (1995)
- 「Nightheat」 (1997)
など