ジオノーシス
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ジオノーシス(Geonosis)は、映画スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃に登場する架空の惑星である。画像など
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
銀河系の辺境に位置し、惑星タトゥイーンからは1パーセクと比較的近い距離にある。衛星の代わりに土星のような輪を持つ。地表は、火星のように海洋は存在せず、ほとんどは岩と砂漠に覆われている。気温は比較的高いが気流の流れが良く、地表や地下では生物が存在できる環境にある。
惑星の住民ジオノーシアンは背中に羽を生やした昆虫型のエイリアン種族。文化は原始的だが共和国との交流の中で豊富な鉱物資源を活用する技術力を得た。建物の下層部には、巨大なバトル・ドロイド製造工場を有しており、ここで製造したドロイド兵団をナブー危機以降、軍縮を余儀なくされた通商連合など、軍事力を欲している勢力と非合法的な取引をすることで財を成している。(ドロイドのボディーの原料となる鉱石が、この惑星特有の赤茶けた色のため、旧来使用されていた物と比べ、赤みを帯びた濃い色をしているのはそのためである。)銀河各地の製造業には多くのジオノーシアン技術者の姿を見ることができる。その技術力の高さを示すのが、一族の長ポグル・ザ・レッサー大公が分離主義勢力のリーダー、ドゥークー伯爵に託した新しい巨大兵器の設計図。後の世の銀河帝国時代、銀河全域を恐怖に陥れた超巨大ステーション、デス・スターはこのジオノーシスの技術に基づいて建造されている。
この惑星で共和国の歴史に残る『クローン大戦』の初戦(ドゥークー伯爵らからすれば、ほんの前哨戦に過ぎないが…)ともいえる「ジオノーシスの戦い」が勃発した。