サンガモン級航空母艦
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サンガモン級航空母艦 | |
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艦級概観 | |
艦種 | 護衛空母 |
艦名 | 川の名 |
前級 | ボーグ級航空母艦 |
次級 | カサブランカ級航空母艦 |
性能諸元 | |
排水量 | 基準:11,400t 満載:23,235t |
全長 | 168.56m |
全幅 | 22.86m |
吃水 | 9.27m |
機関 | |
最大速力 | 19.0kt |
航続距離 | |
乗員 | |
武装 | 51口径5インチ単装砲 2基 40mmボフォース4連装機関砲 2基 同連装機関砲 12基 |
搭載機 | 36機 |
サンガモン級航空母艦(サンガモンきゅう こうくうぼかん、Sangamon class escort carrier)はアメリカ海軍の護衛空母の艦級。T2型油槽船を母体として作られた。
[編集] 概要
前ボーグ級が調達数不足の問題で計画されたためサンガモン級は商船改造護衛空母の第二弾であり、後継のカサブランカ級が戦時標準貨物船の設計のみを流用して建造されたので最終型でもある。サンガモン級はT2型の給油設備を残したので他艦へ補給能力がある空母である。前級と比べて一軸推進から二軸になっており、船体が大きいことから搭載機数に恵まれた。1942年8月、建造されたサンガモン、スワニー、シェナンゴ、サンティーは4隻揃って北アフリカの反攻作戦に参加するため大西洋、地中海に送られた。1944年には太平洋に転戦し、スワニーとサンティーはレイテ沖海戦で日本海軍の特攻をうけ損傷したが、修理の後に戦列に復帰して沖縄戦にも参加している。
護衛空母という本来の目的とは違った運用が多かったが、アメリカ海軍にとって支援任務をまっとうした本級は日本海軍が建造した補助空母の建造計画、運用能力と比較して、合理的な攻撃型空母と言える。戦後は特攻による損傷が深刻だったサンガモンを除いて保管船となって退役し、3隻とも1959年に除籍された。
[編集] 同型艦
- サンガモン (USS Sangamon, AO-28/AVG-26/ACV-26/CVE-26)
- スワニー (USS Suwanee, AO-33/AVG-27/ACV-27/CVE-27/CVHE-27)
- シェナンゴ (USS Chenango, AO-21/ACV-28/CVE-28/CVHE-28)
- サンティー (USS Santee, AO-29/ACV-29/CVE-29/CVHE-29)
[編集] 関連項目
サンガモン級航空母艦 |
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