コルベット (風の谷のナウシカ)
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コルベットは宮崎駿原作の漫画及びアニメ作品『風の谷のナウシカ』に登場する架空の航空機(架空の兵器)である。
作中では単にコルベットと呼ばれる空中戦闘艦のほか、耐久力向上のために装甲を施した「装甲コルベット」ないし「重コルベット」と呼ばれるものが登場、トルメキア軍の対空・対地戦闘に特化した戦力として、あるいは揚陸艦のような強襲兵員輸送用の航空機として描かれた。
[編集] 概要
実際のコルベットについては、
詳細はコルベットを参照
コルベットはある程度の積載力・空戦能力を持つ航空機で、トルメキアでは主に船団護衛に用いられる。 物語作中で最も多く描写されたコルベットはトルメキア王女クシャナの率いる第三軍旗艦である。 機体上部や下部・後部デッキなどに多数の銃座を備え、機体下部には四連装ロケット砲を装備している。
[編集] 運用
コルベットは多用途戦闘艦として空中戦闘から装甲兵を展開する強襲揚陸艦の機能まで併せ持つが、 居住性は良好で貨物容量は大きく、馬小屋から寝台、食料庫などもあり、長期の作戦に耐えうる。 操縦席に続く内部のデッキは装甲兵が整列できる広さを持つが、後方に続く狭い廊下の両脇には船室や倉庫がある。また翼内部も貨物スペースとしてが利用されている様子も見られる。 機体各所には機銃を装備しており、空戦の他にで対地攻撃を行う場合もある。対空戦闘では大型艦の攻撃には適しているが、戦闘機)に相当するガンシップ (ナウシカ)には劣る。 ペジテ市のガンシップと交戦した際にコルベットは苦戦、ガンシップを撃墜するも護衛していたバカガラスは大損害を被った。 コルベットは高性能で居住性が良好であるため、将軍や王族の乗る旗艦は(逃げ足も速い)コルベットや、更に大型の重コルベットと決まっているようである。