ガロアムシ
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?ガロアムシ目(非翅目) | ||||||||||||
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Galloisiana nipponensis (長野県白馬での標本個体) |
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分類 | ||||||||||||
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科 | ||||||||||||
ガロアムシは、昆虫綱ガロアムシ目(非翅目、Grylloblattodea、Notoptera)の昆虫の総称。日本で最初に発見したフランスの外交官 E. Gallois にちなんで名づけられた。コオロギモドキとも言う。
現在知られているのは1科3属に属する23種。日本からは6種が知られる。
細長い体をした、無翅の昆虫である。成長すると2cmになるものもある、そこそこは大きい昆虫である。全体に黄褐色などの薄い色をしている。体は細長く、腹部の末端に一対の鞭状の尾角がある。頭部はやや平らな卵形で、複眼は極めて退化的。歩脚は歩行に適した形である。
地中や洞窟から採集されることが多いが、一般人が見ることはまずない昆虫である。
マントファスマ目と近縁である。それぞれをガロアムシ亜目 (Grylloblattodea) ・マントファスマ亜目とし、あわせて非翅目 (Notoptera) とすることがある。
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- 石川良輔 『昆虫の誕生 - 一千万種への進化と分化』 中央公論社〈中公新書〉、1996年、ISBN 4-12-101327-1。
[編集] 外部リンク
- 電子博物館 - 18. Notoptera ガロアムシ目(北海道大学理学研究科)
- ガロアムシ ~ぶんぶく探検隊~