オーディオブック
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オーディオブックとは朗読等の録音物の総称。日本では媒体によってカセットブック、カセット文庫、CDブックなどと呼ばれる。CDブック(カセットブック)には書籍の付属品としてCDがついているもの(もしくはその逆)もあるが、この項では主に書籍なしのオーディオブックについて説明する。
日本では1980年代後半にカセットブックが流行。有名俳優による小説の朗読や著名人の講演、落語、漫談、怪談等のライブ録音が多数カセットブック化されたほか、ライトノベルや漫画をオーディオドラマとして新規に録音された作品(現在でいうところのドラマCD)も登場し始めた。アメリカでは年間数億ドルの市場があるなど、欧米での人気は高いが、日本での市場は小さく、書店の片隅に追いやられている。書籍扱いで書店で流通することが多い。
近年はネット上でデジタル音源でのダウンロード販売もされている。
[編集] 朗読ボランティア
視覚障害者に対するボランティア活動の一環に書籍の朗読があり、ライブだけでなく録音した媒体を寄贈または貸与している。朗読内容は小説に限らず、新聞、雑誌、地域広報誌などさまざまである。
[編集] 関連項目
- LibriVox - 1000本以上のオーディオブックを無償で製作・配信しているオンラインプロジェクト。英語が中心。