オーゼイユ街
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オーゼイユ街 (Rue d'Auseil)は、ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの作品中の架空の街。掌編『エーリッヒ・ツァンの音楽』 (The Music of Erich Zann) に登場する。
川から立ち上る悪臭、急坂だらけの道筋、のしかかってくるような崩壊寸前の家並み、無口で高齢な住民が特徴であり、その街で一番高い窓を持つ屋根裏部屋が事件の舞台となる。1921年の作品であり、直接クトゥルフ神話に言及することはないが、襲い来る怪異の性質がアーサー・マッケンの諸作やラヴクラフト後期の作品を思わせる。
[編集] 登場作品
- 『エーリッヒ・ツァンの音楽』(ハワード・フィリップス・ラヴクラフト)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 『エーリッヒ・ツァンの音楽』 有志による全訳。