ウリジン二リン酸グルコース
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ウリジン二リン酸グルコース | |
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別名 | UDP-グルコース |
分子式 | C15H24N2O17P2 |
分子量 | 566.302 g/mol |
CAS登録番号 | [133-89-1] |
SMILES | C1=CN(C(=O)NC1=O)C2C(C(C(O2)COP(=O)(O) OP(=O)(O)OC3C(C(C(C(O3)CO)O)O)O)O)O |
ウリジン二リン酸グルコース(ウリジンにリンさんグルコース、Uridine diphosphate glucose)は、ヌクレオチド糖の一種である。UDP-グルコースとも言う。代謝過程でグリコシルトランスフェラーゼの基質となる。
[編集] 機能
UDP-グルコースはグルコースの活性化した形で、代謝系でグリコシルトランスフェラーゼの基質となる[1]。
グリコーゲンの前駆体になったり、またUDP-ガラクトースやUDP-グルクロン酸に変換されてガラクトースやグルクロン酸を含む多糖の原料になる。
さらに、リポ多糖やスフィンゴ糖脂質の原料にもなる。
[編集] 構造
UDP-グルコースは、ピロリン酸基、リボース、グルコース、ウラシルから構成される。
[編集] 出典
- ^ Rademacher T, Parekh R, Dwek R (1988). “Glycobiology”. Annu Rev Biochem 57: 785-838.