ウィントン・マルサリス
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ウィントン・マルサリス Wynton Marsalis |
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基本情報 | |
出生名 | Wynton Learson Marsalis |
出生日 | 1961年10月18日(46歳) アメリカ合衆国 ルイジアナ州ニューオリンズ |
学歴 | ジュリアード音楽院 |
ジャンル | クラシック、ジャズ ポスト・バップ |
職業 | 作曲家、教師 トランペット奏者 |
担当楽器 | トランペット |
活動期間 | 1980年 – 現在 |
レーベル | ソニー・レコーズ ソニー・クラシカル(~2004) EMIミュージック(2004~) |
共同作業者 | イギリス室内管弦楽団 |
公式サイト | www.WyntonMarsalis.com |
ウィントン・マルサリス(Wynton Learson Marsalis、1961年10月18日 - )はアメリカ合衆国のトランペット奏者、作曲家。
マルサリスは、現代において最も著名なジャズ・ミュージシャンの一人であり、クラシックの奏者としてもよく知られている。ジャズ・アット・リンカーン・センター(Jazz at Lincoln Center)の芸術監督を務めている。マルサリスは、ジャズ・パフォーマンスと作曲の技術、洗練されたスタイル、ジャズとジャズの歴史に関する目を見張る知識、またクラシック音楽の名演奏家であることによって名声を得ている。2006年現在で、16のクラシックと、30以上のジャズのレコードを出しており、クラシックとジャズの両部門で合わせて9つのグラミー賞を獲得している。
目次 |
[編集] 来歴
ニューオーリンズ出身。父はピアニストのエリス・マルサリス、兄はサックス奏者のブランフォード・マルサリス。クラシック音楽やバスケットボールの大好きな少年だったが、最終的にジャズの道を選ぶ。
1980年、アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズに加入し、プロとしての活動を開始。1981年7月、ハービー・ハンコックのバンドの一員として初来日を果たし、同年バンド・リーダーとしてデビュー。伝統的なアコースティック・ジャズを継承する大型新人として話題となる。その後、クラシック音楽の奏者としても活動開始。
1983年、グラミー賞のジャズ部門とクラシック部門を同時受賞。
1997年、ジャズ・ミュージシャンとしては初めて、ピューリッツァー賞 音楽部門を受賞。
長らく米コロムビア・レコード(ソニー系)に所属していたが、2004年にブルーノート・レコード(EMI系)に移籍した。2006年にはiPodのCMに曲が起用され話題になる。
[編集] 音楽賞
グラミー賞 Best Jazz Instrumental Album, Individual or Group
グラミー賞 Best Instrumental Soloist(s) Performance (with orchestra)
- 1983年 Raymond Leppard (conductor), Wynton Marsalis & the National Philharmonic Orchestra for Haydn: Trumpet Concerto in E Flat/L. Mozart: Trumpet Concerto In D/Hummel: Trumpet Concerto in E Flat
- 1984年 Raymond Leppard (conductor), Wynton Marsalis & the English Chamber Orchestra for Wynton Marsalis, Edita Gruberova: Handel, Purcell, Torelli, Fasch, Molter
グラミー賞 for Best Jazz Instrumental Solo
グラミー賞 for Best Spoken Word Album for Children
- 2000年 Listen to the Storyteller
[編集] ディスコグラフィー
- 1981年 Wynton Marsalis (アメリカ)
- 1987年 『超絶技巧-熊蜂の飛行-』『スタンダード・タイム』
- 1988年 『ライブ・アット・ブルース・アレイ』
- 1989年 『ウィントン・マルサリス・クラシカル・ベスト』『マルサリスの肖像』『ファザーズ・アンド・サンズ』『スターダスト』『ブラック・コーズ』『J MOOD』『スタンダード・タイム』『ザ・マジェスティ・オブ・ザ・ブルース』『クリスマス・カード』
- 1990年 『ザ・リゾリューション・オブ・ロマンス』『チューン・イン・トゥモロウ (オリジナル・サウンドトラック)』
- 1991年 『スタンダード・タイムVol.2 〜四月の想い出〜』『シック・イン・ザ・サウス』『アップタウン・ルーラー組曲』『'リービ・ロウ・モール』
- 1992年 『ブルー・インタールード』
- 1993年 『ウィントン・マルサリスの肖像』『ファーザーズ・アンド・サンズ』『'シティ・ムーブメント』『ライブ・アット・ブルース・アレイ』
- 1994年 『スピリチュアル組曲』
- 1995年 『ジョー・クールズ・ブルース』
- 1996年 『マルサリスの肖像』
- 1997年 『スターダスト』『ブラッド・オン・ザ・フィールズ』
- 1998年 『ミッドナイト・ブルース-スタンダード・タイムVol.5』『ジャイアンツ・オブ・ジャズ』
- 1999年 『プレイズ・モンク-スタンダード・タイム Vol.4』『スインギン・ウィズ・ザ・デューク』『ビッグ・トレイン組曲』『フィドラーズ・テール(全曲)』『MR. ジェリー・ロード〜スタンダード・タイムVol.6』『クリスマス・カード』『シンク・オブ・ワン』
- 2000年 『ビレッジ・バンガードBOX〜スタンダード&モア』『セレクションズ・フロム・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード・ボックス』『マルシアック・スウィート』
- 2001年 『ポピュラー・ソングス:ザ・ベスト・オブ・ウイントン・マルサリス』
- 2002年 『オール・ライズ 』
- 2004年 『ザ・マジック・アワー』『クラシック・ウイントン~ベスト・アルバム~』
- 2005年 『スタンダード・ライヴ』
- 2006年 『シック・イン・ザ・サウス-ソウル・ジェスチャーズ・イン・サザン・ブルー Vol.1』『レヴィー・ロゥ・モーン-ソウル・ジェスチャーズ・イン・サザン・ブルー Vol.3』『ジョー・クールズ・ブルース』
- 2007年 『自由への誓い』