ウィンザー城
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ウィンザー城(Windsor Castle)とはイングランドの都市ウィンザーにある城。ロンドンから日帰りで十分行ける距離にあり、毎年多くの観光客が訪れている。イギリス王室の所有で、エリザベス2世が週末に過ごす場所でもある。およそ45,000平方メートルの床面積を持ち、現存する城で人が住むものとしては最大のものである。
ロイヤルアスコットレースミーティング開催時には、エリザベス女王自ら、ウィンザー城から馬車に乗って臨席し、レース表彰式では女王自ら優勝馬関係者に優勝トロフィーを贈呈する。
[編集] 歴史
ウィンザー城はウィリアム1世によって建てられた。この城はモット・アンド・ベーリー形式の木造の城であり、現在のウィンザー城の中央部、円形の塔の部分に建てられたものであった。
当時の城の詳細はわかっていないが、純粋に軍事的なものでありロンドン防衛の一部を担っていた。
ヘンリー2世は木製の防壁を石造りにし、また初めて石造りのキープ(城の心臓部となる、中央の塔)を建設した。ヘンリー3世によって建設された西部の防壁はその一部が現在にも残っており、現存するこの城の最古のものである。
1350年より、城はエドワード3世によって一部を残して取り壊され、新しいものに再建された。
その後もその時々の王などによって、建物が追加、改修されていく。
[編集] 交通
- 鉄道:ウィンザー&イートン・リバーサイド駅(WINDSOR & ETON RIVERSIDE STN.) より徒歩