アルタクセルクセス1世
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アルタクセルクセス1世はアケメネス朝ペルシアの王(在位紀元前465‐424年)。 クセルクセス1世の子。
父クセルクセス1世が国内の権力抗争に巻き込まれ暗殺されると、首謀者を探し出して殺害し即位したとされる。 ダレイオス1世の代から続くペルシア戦争を、ギリシアと条約を結び(カリアスの平和)終結させた。
ペロポネソス戦争では中立を守った。
[編集] 名前の由来
クセルクセス、或いはクセルクセース(Xerxēs)は古代ペルシア語によるペルシア王名のギリシャ語形で、二人のアケメネス朝ペルシア王の名として知られる。古代ペルシア語の原型はクシャヤールシャン(Xšaya-aršan-:名詞幹のみの形)「壮士、男子を支配する者」を意味する。一見この王名の派生形に見えるギリシャ語形ペルシア王名のアルタクセルクセスの古代ペルシア語の原型は「天則に属する国の持ち主」を意味するアルタクシャサ(Arta-xšassa-:名詞幹のみの形)であり、クセルクセスの派生形の人名ではない。
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