アリー・ムハンマド・ゲーディ
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アリー・ムハンマド・ゲーディ(Ali Muhammad Ghedi, 1952年 - )は、ソマリアの政治家。2004年11月よりアブドゥラヒ・ユスフ率いる暫定政府の首相。獣医師の資格を持つ。
政治上の経歴の詳細は不明だが、実効支配能力を持つ中央政府の確立、そして首都のモガディシュ市内に群雄割拠する軍閥間の調停に乗り出すと明言している。
ソマリアはアフリカでは珍しく、ほぼソマリ族による単一民族国家であるが、主にダロッドとハウィエという2つの大きな氏族に分かれる。ゲーディはハウィエ氏族である。
軍閥がモガディシュを支配している現況から、長らく隣国ケニアの首都ナイロビに亡命していたが、2005年7月より南西ソマリア内のジョハールに移り、モガディシュ入りの機会をうかがっている。