アウトボクシング
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アウトボクシング(Out Boxing)はその名の通りボクシングの戦術の一つ。一般的にはフットワークとジャブを駆使し、打っては離れ、離れては打つのヒット・アンド・アウェイを基本とした一撃離脱の戦い方をこう呼ぶ。
判定勝ちを前提とした戦い方なので、アウトボクシングを得意とするボクサーはKO率が総じて低いことが多い。また、アウトボクシングを得意とするボクサーのことをアウトボクサーと呼ぶ。
[編集] 起源
1892年9月7日、ジョン・L・サリバン対ジェームス・J・コーベット(アメリカ合衆国・カリフォルニア州出身、1866年9月1日生、元銀行員)戦においてコーベットは当時のスタイル「スタンド・アンド・ファイト」ではなく「卑怯者の戦法」といわれた相手から距離をとってパンチをかわし、左の軽いジャブをあてるというフットワークのあるボクシング史上初めてアウトボクシングスタイルでサリバンを21回KOし勝利をおさめた。