りんくうタウン駅
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りんくうタウン駅 | |
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りんくうタウン駅 |
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りんくうたうん - RINKŪ-TOWN* | |
所属事業者 | 南海電気鉄道** 西日本旅客鉄道(JR西日本)** |
所在地 | 大阪府泉佐野市りんくう往来北 |
電報略号 | リク(JR) リンクウ(南海) |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 島式 2面4線 |
開業年月日 | 1994年(平成6年)6月15日 |
乗入路線 2路線 | |
所属路線 | ■南海空港線 |
キロ程 | 1.9km (泉佐野起点) 難波から35.9km |
◄泉佐野(1.9km)
(6.9km)関西空港►
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所属路線 | ■関西空港線(JR西日本) |
キロ程 | 4.2km (日根野起点) 天王寺から39.1km |
◄日根野(4.2km)
(6.9km)関西空港►
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備考 | みどりの窓口 有 **共同使用駅(管理は南海電気鉄道) |
*南海側の表記。JRは「Rinkū-Town」と表記。なお南海側の駅名標には平仮名表記なし。
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りんくうタウン駅(りんくうたうんえき)は、大阪府泉佐野市りんくう往来北にある、南海電気鉄道・西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅。
両社の共同使用駅である。駅業務全般は南海側が行っているが、みどりの窓口も設置されている(みどりの窓口の業務はジェイアール西日本交通サービスに委託されている)。
目次 |
[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
島式ホーム2面4線を有する高架駅である。 2階にある改札およびコンコースは、南海とJRで共用している。自動改札機は、後述のSuica・TOICA専用改札機(外観が青と黒で、磁気乗車券を通せない構造となっている)以外は南海のものであるが、JR線利用者のためにJスルーカードにも対応させている。
ホームは3階にあり、外側の2線(1・4番線)を南海が、内側の2線(2・3番線)をJRが使用している。
2006年6月30日まで、JR線を利用する際にICOCA、JR東日本のSuica、およびスルッとKANSAIのPiTaPaを利用する場合は、専用の自動改札機を利用する必要があったが、翌日7月1日に、南海でもPiTaPaとICOCAが利用可能になったことに伴い、以下のように変更されている。
- 6月30日までICOCA・PiTaPa・Suica兼用であった改札機は、7月1日以降、Suica専用(現在はSuica・TOICA専用)に変更された。これにより、関西では初めてのSuica専用改札機が誕生した。また、Suicaで乗車した場合、南海の他の駅で乗り降りすることは出来ない。
- ICOCAおよびPiTaPaを用いて当駅で乗り降りする場合は、南海のICカードリーダー付き改札機(3台だけ存在する。うち1台は出場不可)を通らなければならない。
- 南海・JRの他の駅からICOCAまたはPiTaPaを利用して乗車し、当駅で南海⇔JRの乗り換えを行う場合は、駅改札内コンコースに設置されたICのりかえ改札機(カードリーダー)にカードを触れる必要がある。また、Suicaを利用して乗り換えを行う場合は、一旦改札口から出場して再入場しなければならない。
- ICカードへのチャージについては、改札内ではJRの乗り越し精算機を使って行うことができる。改札外では、2006年6月30日まではJR窓口のみで、同年7月1日以降はPiTaPa・ICOCAに限りJR・南海両社の窓口で(SuicaはJR窓口のみで)対応していたが、2007年4月1日以降は南海のピンク色券売機でもPiTaPa・ICOCAへのチャージが出来るようになっており、さらに同年4月には、JRのICカード対応券売機も設置され、改札外でPiTaPa・ICOCA・Suicaの三種類のICカードへのチャージが機械操作だけでできるようになった。
- 2008年3月29日からは、当駅でJRの列車に乗降する際にJR東海のTOICAも利用することができるようになった。当駅での使用方法および制約事項は、2006年7月以降のSuicaについてのそれらに準じる。
なお、改札口近くに発車案内板がないため、利用者は時刻表と時計を見比べて発車時間を確認する必要がある。
当駅は南海の管轄駅であるため、JRのりばの駅名標は、JR西日本の標準フォーマットを踏襲しながらも、寸法が異なる(裏面に南海の駅名標があるため)などの違いがある。なお、開業当初、JRの駅名表は隣駅の表記が平仮名ではなく漢字であったが、近年になって、他のJRの駅と同様の平仮名表記のものに更新されている。
1 | ■南海空港線(下り) | 関西空港行き |
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2 | ■JR関西空港線(下り) | 関西空港行き |
3 | ■JR関西空港線(上り) | 天王寺・大阪・京橋・(日根野のりかえ)和歌山方面 |
4 | ■南海空港線(上り) | 泉佐野・堺・難波・(泉佐野のりかえ)和歌山市方面 |
[編集] 利用状況
- 南海 - 1日あたりの平均乗降客数は約6,503人(2004年度)。南海全99駅中44位。
- JR西日本 - 1日あたりの平均乗車人員は約2,410人(2004年度)。
[編集] 駅周辺
- 泉佐野市立泉佐野病院
- 大阪府立泉州救命救急センター
- 泉佐野市立感染症センター
- りんくうタウン
- りんくう公園
- りんくうゲートタワービル
- りんくうパピリオ
- JP りんくうタウン郵便局
- りそな銀行佐野支店りんくうタウン出張所(りそなクイックロビー)
- りんくうプレミアム・アウトレット
- りんくうプレジャータウンSEACLE
- 山陽マルナカりんくう店(同上)
- 航空保安大学校(2008年4月移転)
- 関西エアポートワシントンホテル
- ヤマダ電機テックランド大阪りんくう店
- 国際交流基金関西国際センター
- イオンモールりんくう泉南
- 国道26号
- 国道481号
- りんくうジャンクション - 阪神高速道路4号湾岸線・関西空港自動車道・関西国際空港連絡橋
[編集] 歴史
- 1994年(平成6年)6月15日 - 開業。
- 1995年(平成7年) - JR関西空港線に「関空特快ウィング」運転開始、同種別の停車駅となる。
- 1999年(平成11年) - 5月10日 JR関西空港線の「関空特快ウィング」が廃止。
- 2003年(平成15年)- 2月22日 当初は通過していた特急「ラピートα・β」が停車するようになり、南海空港線全列車停車駅となる。
[編集] その他
- 当駅から関西空港駅まで乗車する場合に限り、西日本旅客鉄道の乗車券で南海電気鉄道の電車に乗車可能(その逆も可)。但し関西空港駅の改札は別々のため、カード類(Jスルーカード、スルッとKANSAI、Suicaなど)利用の際は注意を要する。なお「青春18きっぷ」「関西おでかけパス」等のJRの企画乗車券利用時はJRの電車しか乗車できない。逆に「スルッとKANSAI3dayチケット」等の南海他私鉄向け企画乗車券利用時は南海の電車しか乗車できない。どちらも違う会社の電車を利用した場合は当駅~関西空港駅間の運賃を精算しなければならなくなる。なお、同様の問題は、JR伯備線と井原鉄道井原線が施設を共用する総社駅~清音駅間でも生じる。
- 南海の株主優待乗車券では、りんくうタウン駅~関西空港駅間を利用することはできない。また、南海全線がフリー区間となっている企画乗車券においても、同様にりんくうタウン駅~関西空港駅間の利用ができないものが多い。(関西空港~りんくうタウン間が関西国際空港株式会社所有の区間のため)
- 南海本線・阪和線の列車よりも比較的すいている列車が多いため、当駅のコンコースには「座席確保のための迂回乗車をしないよう」啓発する貼り紙がある。
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
南海電気鉄道空港線 |
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(堺・なんば方面<<)泉佐野 - りんくうタウン - 関西空港 |
関西空港線 |
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(天王寺・大阪方面<<)日根野 - りんくうタウン - 関西空港 |