やすいゆたか
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
やすいゆたか(本名:保井 温、1945年9月26日-)は、日本の哲学者。
目次 |
[編集] 経歴
出身は大阪府大阪市大正区三軒家だが、現在の徳島県美馬郡つるぎ町半田の疎開地で生まれた。蚕室を借りてお産したという。
立命館大学文学部日本史学専攻を卒業したが、大学院では哲学専攻に転ずる。学位は立命館大学哲学修士。
現在、立命館大学、大阪経済大学講師、大阪府立岸和田高等学校講師。
趣味は、mixiであり、哲学・倫理学に関するコミュニティを主催している。
[編集] 著書
[編集] 単著
- 1986年『人間観の転換―マルクス物神性論批判―』青弓社
- 1995年『歴史の危機―歴史終焉論を超えて―』三一書房
- 1999年『キリスト教とカニバリズム―キリスト教成立の謎を精神分析する―』三一書房
- 2000年『イエスは食べられて復活した―バイブルの精神分析新約篇』社会評論社
- 2005年『評伝 梅原猛―哀しみのパトス』ミネルヴァ書房
[編集] 主要共著
- 1983年『人間論の可能性』北樹出版
- 1996年『『ソフィーの世界』の世界』大阪哲学学校編 青木書店
- 1995年『知識人の天皇観』(西周・梅原猛担当) 三一書房
- 1998年『知識人の宗教観』(遠藤周作・梅原猛担当) 三一書房
- 1998年『フェティシズム論のブティック』(石塚正英との共著)論創社
[編集] 寄稿
- 『月刊 状況と主体』(谷沢書房)連載論文(『月刊 状況と主体』は2000年1月号で休刊したままである。)
- 「新しい人間観の構想」1991年12月号から1993年9月号まで
- 「西田哲学入門講座」1998年10月号から2000年1月号まで
- 『社会思想史の窓』連載論文
- 「バイブルの精神分析」
- 『季報唯物論研究』やすいゆたかの責任編集
- 第62号『フェティシズム論のブティック』1997年刊
- 第91号『21世紀「人間論」の出発点』2005年刊
- ネット雑誌『プロメテウスー人間論および人間学論集』掲載論稿
- 2006年春 創刊号 対談 『ネオ・ヒューマニズム宣言』 をめぐって
[編集] その他
- 『ソフィーの世界~哲学ファンタジーゲーム』CD-ROM監修 トランスアート