YMCA (楽曲)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Y.M.C.A. | ||
---|---|---|
ビレッジ・ピープル の シングル | ||
リリース | 1978年12月5日 | |
レーベル | ビクター音楽産業 | |
チャート最高順位 | ||
ビレッジ・ピープル 年表 | ||
マッチョ・マン (1978年) |
Y.M.C.A. (1978年) |
イン・ザ・ネイビー (1979年) |
Y.M.C.A.とは、アメリカ合衆国のディスコグループ・ヴィレッジ・ピープル(Village People)が1978年にカサブランカ・レコードからリリースしたディスコソングのシングル。作曲はジャック・モラリ、作詞はアンリ・ベロロとヴィクター・ウィリス。
目次 |
[編集] 解説
ビルボード(Billboard)誌では、1979年2月3日に週間ランキング最高位の第2位を獲得。ビルボード誌1979年年間ランキングは第2位。全世界でのシングル売上は1000万枚を超えた。ビルボード誌の集計では、ヴィレッジ・ピープル最大のヒット曲である。
ヴィレッジ・ピープルは、もともとゲイをコンセプトに、メンバーが集められた。「Y.M.C.A」は、題材をゲイにおいた、ゲイソングである。
日本では、30万枚のセールスを記録した。
[編集] 日本でのカヴァー
- 1979年に西城秀樹がカヴァーし、『YOUNG MAN (Y.M.C.A.)』として発売した。ちなみに両手で「Y」「M」「C」「A」の4文字を表現するパフォーマンスは、ヴィレッジ・ピープルが来日した際に西城から紹介されたものである。
- 2006年にはレイザーラモンHGが、本人の訳詞(というよりも替え歌に近いものがあるが)により、西城と同名タイトルの『YOUNG MAN』としてカバーした。
[編集] トピックス
- 曲のタイトルである「Y.M.C.A.」とは、キリスト教青年会による若者のための宿泊施設のことを指す。YHのようなドミトリー(相部屋)の部屋もあるためゲイの巣窟とされ、「Y.M.C.A.」はゲイを指すスラングでもある。
- また、TBSテレビのドラマ「家路」では、香港の歌手ジョージ・ラム(林子祥)が歌う広東語ヴァージョンが劇中で体操用の曲として使用され、歌い出しの「YOUNG MAN」の部分で歌われる「兄弟」(hing1dai6)の発音が日本人には「ヘンタイ」と聞こえるため、このヴァージョンは「ヘンタイ体操」の通称で呼ばれた。この体操にはタモリがフィーチャーされており、いわゆる「空耳」の初期のネタであるとも言える。
- 「Y.M.C.A.」はサンリオのキャラクター、バッドばつ丸の持ち歌でもある(サンリオピューロランドなどで披露)。
- 2004年7月2日にジャカルタで開催された、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム閉幕後の夕食会における「隠し芸大会」で、コリン・パウエル国務長官(当時)が、建設現場の作業着とヘルメット姿で「Y.M.C.A.」を歌った。
[編集] この曲が使用されるもの
- トリノオリンピック開会式
- アメリカメジャーリーグベースボール、ニューヨーク・ヤンキース(ヤンキー・スタジアムのグラウンドキーパーが6回終了時、この曲をバックに踊るショーが行われる)
- 北海道日本ハムファイターズ主催試合(5回終了時にこの曲とともにグラウンド整備が行なわれ、最後にグラウンドキーパーがトンボを持って踊る)
- 新潟アルビレックス主催試合
- 中央競馬第4回、第5回東京新馬戦本馬場入場
- KONAMI・超大型マスメダルプッシャーゲームGRAND CROSS「PREMIUM MODE」中のBGM(メダル獲得枚数が3000枚を超えると全サテライトにBGMが流れる)