3社共通バスカード (栃木県)
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3社共通バスカード(さんしゃきょうつう-)は、主に栃木県内を発着する路線バスで使用できる磁気式プリペイドカードである。制度上は回数乗車券の位置付けにある。
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[編集] 概要
1993年に関東自動車がバスカードを導入した。その8年後の2001年に東野交通(宇都宮・真岡関係)とジェイアールバス関東(宇都宮関係)にも利用範囲を拡大して、共通カードになった。導入当初から乗降方法が前乗り・前降りであった関東自動車の方式を踏襲したため、一度中(後)乗り・前降りに変更した他2社はバスカード導入で再び前乗り・前降り(実質1ドア化)に戻している。
また、バスカードの共通化に合わせてそれまで会社ごとに分散していた停留所ポールを1本にまとめたり、1ヶ所で2つある停留所名を1つに統一したり、競合路線におけるクローズドドアシステムを改めるなど、利用者本位の施策を打ち出している。
[編集] 発行事業者
[編集] 利用可能路線
- 関東自動車の全路線(廃止代替など一部路線を除く。但し、鹿沼 - 古峰ヶ原線と今市 - 小来川線は使用可能)
- 東野交通宇都宮・真岡営業所の路線(黒磯営業所を除く)
- ジェイアールバス関東宇都宮支店の路線(烏山車庫を除く)
[編集] 種類
- 1,100円券(発売額1,000円)
- 3,370円券(発売額3,000円)
- 5,700円券(発売額5,000円)
- 昼間3,800円券(発売額3,000円) - 9時30分〜15時30分に乗車する場合に利用可能。降車時刻は15時30分を過ぎても良い。
- バス利用デーカード1,400円券(発売額1,000円) - 毎月1日と15日のみ有効
[編集] 使用方法
- 乗車時にカードリーダーにカードを通し、降車時にカードリーダー(運賃箱上にある乗降一体型のもの)にカードを通すと運賃が差し引かれる。
- 複数人又は子供が居る時、割引運賃適用、或いは乗車時にカード挿入を忘れた場合は、運転士に申告する必要がある。
- カード残額が足りなければ、別のカードを用意するか、現金で精算する事ができる。
[編集] その他
- 高速バスでは使用できない。
- 廃止代替バスなど、一部で利用できない路線がある。
- 関東自動車単独時は記念図柄を発売していたが、共通化以降は特に発売していない。
- いずれの会社で購入してもすべて同じカードで、会社ごとの図柄はない。
- 関東自動車単独で発売していたカードも3社で利用可能である。
[編集] 今後
- 2007年3月18日から「Suica」と相互利用ができるICカード「PASMO」の発売が開始された。「PASMO」は関東地方のバス事業者では順次導入を進めているが、栃木県の3社共通バスカードを発売している関東自動車、東野交通、JRバス関東宇都宮支店では導入の予定はない。