雲雀丘花屋敷駅
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雲雀丘花屋敷駅(ひばりがおかはなやしきえき)は、阪急電鉄宝塚本線の駅。兵庫県宝塚市にあるが、駅構内の半分以上は川西市にある。1961年、花屋敷駅と雲雀ヶ丘駅が統合して誕生した。地元では雲花(ひばはな)、雲雀(ひばり)、もしくは雲雀丘と略されて呼ばれることが多い。
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[編集] 駅構造
島式2面4線の待避設備を持つ地上駅。日中の全てとラッシュ時の大半の普通列車が当駅で折り返す。宝塚寄り北側と川西能勢口寄り南北の3ヶ所の改札口のほかに、雲雀丘学園の生徒のための専用改札口が設置されている。平井車庫があるため、上記折り返し列車に加えて入出庫運用が設定される。そのため当駅を始発・終着とする列車が多く、宝塚線の運用上の要衝となっている。
駅自体は列車の待避・追越が可能な構造となっており、普通列車は当駅で、特急の設定から2003年8月のダイヤ改正以前までは特急の通過待ちまたは通勤特急との緩急接続、2003年8月から2006年10月のダイヤ改正までは快速急行との緩急接続を行っていた。このため、2006年10月のダイヤ改正までは1号線でも乗車客の客扱いを行っており、乗車位置目標が設置されていた。現在は、待避線として使用されていた1・4号線では当駅を始発・終着とする列車が発着する。
1 | (当駅止め列車が使用) | |
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2 | ■宝塚本線(下り) | 宝塚・神戸・西宮北口・仁川・今津方面 |
3 | ■宝塚本線(上り本線) | 大阪(梅田)・十三・箕面・京都・北千里方面 |
4 | ■宝塚本線(上り待避線) | 大阪(梅田)・十三・箕面・京都・北千里方面(当駅始発列車が使用) |
[編集] 駅周辺
駅周辺の宝塚市雲雀丘、川西市花屋敷は大正時代に開発され、高級住宅街群が広がる阪神間でも屈指のお屋敷街である。隣の山本(平井)駅との間には阪急電鉄の平井車庫がある。
- 宝塚市役所雲雀丘出張所
- 雲雀丘学園小学校
- 雲雀丘学園中学校・高等学校
- 川西花屋敷郵便局
- 東洋食品研究所
- 東洋食品工業短期大学
- 宝塚造形芸術大学
- 満願寺
[編集] バス
- 150番(満願寺線) 川西バスターミナル 行
- 150番(満願寺線) 愛宕原ゴルフ場 行(半数以上は当駅始発)
[編集] 歴史
- 1910年(明治43年)3月10日 箕面有馬電気軌道(のちの阪急電鉄)宝塚線開通と同時に花屋敷駅が開業。阪急電鉄最古の駅の一つ。
- 1916年(大正5年)8月5日 花屋敷~平井(現在は山本駅に統合)間に雲雀ヶ丘駅開業。
- 1961年(昭和36年)1月16日 花屋敷駅と雲雀ヶ丘駅を統合し、雲雀丘花屋敷駅となる。
[編集] その他
- 1928年から4年間ほど、旧花屋敷駅から北西にある満願寺付近の新花屋敷まで、日本初とされる日本無軌道電車のトロリーバスが運行され、明治末頃に発見された新花屋敷温泉への客を運んでいた。現在は温泉はない。
- 駅名の字数が多いので、電車の行き先表示では「雲」と「花」が大きな文字で雲雀丘花屋敷と表示される。なお、天神橋筋六丁目も同じような表示となる。
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
阪急電鉄宝塚本線 |
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梅田 - 中津 - 十三 - 三国 - 庄内 - 服部 - 曽根 - 岡町 - 豊中 - 蛍池 - 石橋 (>>箕面方面) - 池田 - 川西能勢口 (>>日生中央方面) - 雲雀丘花屋敷 - 山本 - 中山 - 売布神社 - 清荒神 - 宝塚 |