銃器対策レンジャー部隊
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銃器対策レンジャー部隊(じゅうきたいさくレンジャーぶたい)とは、警視庁第7機動隊に設置されている部隊のこと。
[編集] 部隊概要
篭城事件における高所からの突入や、ヘリコプターからの降下による犯人制圧を主要な任務としている。また、銃器対策部隊と同様、ハイジャック事件や、テロ事件などが発生した際には、特殊急襲部隊(SAT)の支援部隊として活動する。
部隊の前身は、1972年の「あさま山荘事件」で活躍した警視庁第7機動隊第1中隊レンジャー小隊である。
ロープ降下の技能を有しているため山岳救助任務も担当していたが、日韓ワールドカップ警備等で部隊の出動待機が多くなったことにより、2001年にレンジャー部隊は4個小隊に拡充された。これにより、これまで兼ねていた山岳救助部隊と篭城事件における犯人制圧部隊を分割し、4個小隊のうち、2個小隊を山岳救助レンジャー部隊とし、2個小隊を銃器対策レンジャー部隊とした。
機関けん銃(ドイツH&K社製、MP5)や、特殊閃光弾などを装備している。
[編集] 関連項目
(準特殊部隊、支援部隊を含む) |
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