造山古墳 (岡山県)
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造山古墳 | |
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造山古墳 |
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所在地 | 岡山県岡山市新庄下 |
位置 | 北緯34度40分25.63秒 東経133度48分13.35秒 |
形状 | 前方後円墳 |
規模 | 全長360m、高さ31m(全国4位) |
築造年代 | 5世紀 |
被葬者 | 吉備王国首長か? |
史跡指定 | 大正10年(1921年)国指定 |
造山古墳(つくりやまこふん)は岡山県岡山市にある著名な古墳。国指定史跡。
[編集] 概要
前方後円墳で、古墳時代中期に作られた。全長360mの超巨大古墳で、岡山県では1位、全国では仁徳、応神、履中天皇陵につぐ4番目の大きさである。また上位3天皇陵をはじめ近畿の巨大古墳が宮内庁により内部への立ち入りが禁止されているのに対し、ここは立ち入り出来る古墳では最大のものであり、全国的に見ても貴重である。またこの大きさから古代吉備にヤマト王権に対抗しうる強力な王権があったとする見解もある。
また、総社市にも同音の作山古墳(つくりやまこふん)があり、地元では造山は「ぞうざん」、作山は「さくざん」と区別して呼んでいる。