超時空騎団サザンクロス
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『超時空騎団サザンクロス』(ちょうじくうきだんサザンクロス)とは、1984年4月15日から同年9月30日まで毎日放送制作・TBS系列にて放映されたSFロボットアニメ。全23話。放送時間は毎週日曜14時~14時30分。
超時空シリーズ | ||
通番 | 題名 | 放映期間 |
第1作 | 超時空要塞マクロス | 1982年10月 ~1983年6月 |
第2作 | 超時空世紀オーガス | 1983年7月 ~1984年4月 |
第3作 | 超時空騎団サザンクロス | 1984年4月 ~1984年9月 |
目次 |
[編集] 概要
『超時空要塞マクロス』、『超時空世紀オーガス』に続く超時空シリーズ第3弾。本作で超時空シリーズは幕を閉じることとなる。SF作品分類ではファーストコンタクト物にあたり、惑星グロリエを襲う異星人ゾル人との戦いを若い3人の女性兵士を通して描く。
超時空シリーズの前2作と異なり、マクロスに外部企画作品への制作協力的な立場で参加したタツノコプロが実制作した。前作オーガスの不振から心機一転を図り、原作、メカデザイン、キャラクターデザイン、音楽等々のメインスタッフを総入れ替えしたため、シリーズ中でも異なる雰囲気の作品となった。しかし前2作においてシリーズを牽引していたスタジオぬえ離脱の影響は大きく、デザインワークおよびストーリー面の大幅な陳腐化を招いた。その結果、より一層のファン離れを引き起こし、多くの伏線が未消化のまま打ち切りとなった。
日本国外においては、「超時空要塞マクロス」、「機甲創世記モスピーダ」と共にハーモニー・ゴールド(HARMONY-GOLD)社が版権を買い取り、各作品が同じ作品世界の違う時代を扱った1つの大河シリーズロボテック(ROBOTECH)の第二シーズンとして、演出や脚本・音楽等を改変、一部新作作画を加えた再編集版が放映された。そのため、本作は日本国内よりも海外で知名度が高い傾向がある。また「メガゾーン23」の再編集版である劇場版Robotech The Movieにも、「サザンクロス」の映像が多く使用されている。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
[編集] ストーリー
21世紀末、戦争等により汚染され居住不可能になった地球を捨て、人類は「マルス・ベース」、「ジュピター・ベース」を介して新天地を目指した。既に開発にめどのついた近隣の別星系の惑星「リベルテ」に次ぐ新たな植民地として開拓されつつあるエリダヌス座ε星系の惑星グロリエ。人々が住む都市部を離れると、荒野と砂漠が広がる過酷な環境ではあるが、ようやく資源・食料などの必需物資の自給も可能となりだしていた。
そんな中、突如、惑星の上空に異星人「ゾル」の宇宙船団が現れ、惑星の明渡しを要求する。到底受け入れられない要求を前に、グロリエの民との間に、やむ無く戦争が始まってしまう。グロリエの警備をつかさどるサザンクロス軍は近隣惑星「リベルテ」からの支援を受けられず、独力で全く正体不明の敵、ゾルを迎え撃たなければならなくなる。突然の危機を迎えたサザンクロス軍。
その中には多くの若者達がいた。奔放ながら持ち前の行動力で物事に立ち向かう機械化機甲部隊の隊長「ジャンヌ・フランセーズ」、男勝りで姉御肌の宇宙機甲隊中隊長「マリー・アンジェル」、規律と職務に忠実な憲兵隊少尉の「ラーナ・イザヴィア」、そしてジャンヌの部下の面々。
彼女らの前に現れるゾルの人型の生物駆動系の兵器「バイオロイド」のパイロット「サイフリート」とはいったい何者なのか。そして、同じ姿をした者が常に3人で1組として行動する三位一体のゾル人の秘密とは?生命の花とゾル人の関係は?更に、ジャンヌの部下「ボウイ・エマーソン」と出逢った異星人の民間人音楽奏者「ムジカ(ムジエ、ムゼル)」とは何者なのか?地球人が開拓した惑星グロリエが彼ら異星人の故郷というのは真実なのか?激しい衝突の最中、若者達の過酷な運命が交差する。
[編集] キャスト
- ジャンヌ・フランセーズ:富沢美智恵
- 戦略機甲隊第15分隊の小隊長。軍規違反の常習犯で、営倉に入れられるのも日常茶飯という札付きの女性兵士。1話においてジャンヌとシャルルで営倉入れ替わりという光景もみられた。元々シャルルの部下だったが、彼が降格処分となったため、2話の戦功により彼女が少尉に任命されシャルルの小隊を指揮する事となった。兵士である事を除けば、少尉任官式でのスパルタスにウサギの耳の飾りを付けるなど茶目っ気あふれ、シャワーを浴びるのが大好きで、おしゃれにも結構うるさい、年頃の女の子である。
- なおロボテック版では、同じ世界の過去である「超時空要塞マクロス」のマックスとミリアの娘、コミリア・ファリーナ・ジーナスに相当するキャラクターになっている。
- マリー・アンジェル:水倉久美子
- 宇宙機甲隊の男勝りの女性兵士。戦闘で負傷し入院していた際にシャルルが見舞いに訪れ、急速に仲が進展していった。
- ラーナ・イザビア:土井美加
- 泣く子も黙るグロリア惑星軍憲兵隊少尉。軍規違反を繰り返すジャンヌやシャルルを目の敵にしている。
- アンジェイ・スラウスキー:目黒裕一
- グロリア内戦を経験したジャンヌ小隊の軍曹。実戦経験もない小隊の兵士達を事あるごとに馬鹿にしていた。小隊内では数少ない軍人気質の堅物で、ジャンヌが小隊長に任命された際、一番猛反対をしたのも彼だった。
ロボテック版では、マイクローン化した元ゼントラーディ人という設定。 - シャルル・ドゥ・エトワード:島田敏
- 元中尉でジャンヌの上官だったが、上官の恋人に手を出したとの事で営倉に入れられ、そのまま二等兵に降格処分されてしまった。ただし、降格に関して本人はあまり気にしていない。飄々とした性格で数々の女性遍歴があるプレイボーイだが、宇宙機甲隊のマリーと恋仲になる。
- ルーイ・デュカス:二又一成
- ジャンヌ小隊きってのメカおたくの兵士で、暇さえあれば銃やメカの整備をしている。メカの扱いにかけては天才的で、独力でサポートシステムを開発してしまうほどだった。後に彼のアイディアがスパルタスのプログラムシステムに取り入れられる。自分のアイディアが戦争の道具に利用された事に対し憤慨し、火炎放射器でスパルタスを焼き払おうとしジャンヌに一喝され我に返るエピソードがある。
なお海外版ロボテック:シャドウ・クロニクル(Robotech:The Shadow Chronicles)においては、技術少佐に昇進し、他の同作品のメンバーとともにRick Hunter(一条輝)を捜索・救助に向かうなど活躍をみせている。 - アラン・デイビス:井上和彦
- マウリ・セキーシマ:拡森信吾
- ボウイ・エマーソン:長谷有洋
- グロリエ惑星軍の副司令官を父親に持つ、ジャンヌ小隊の上等兵。本人はピアニストになりたかったのだが、無理やり軍隊に入隊させられ父親には反発している。隊舎ではいつもピアノを弾いている、心優しい少年兵である。ピアノ・ジャズを得意とする。戦闘中にムジカと出会い、彼女に恋心を抱く。
- ロルフ・エマーソン:麦人
- ボウイの父親でグロリエ惑星軍の司令官。顔には出さないが、前線で戦う息子の身を案じている。息子と分かり合えること無く、終盤で戦死してしまう。
- サイフリート・ヴァイス:平野義和
- 回収された敵バイオロイドに搭乗していたパイロット。どうやら素性はグロリエの第2衛星アルス(いわゆる月)基地の兵士で、基地が襲撃された際に敵に捕らえられ洗脳されていたようである。元友軍兵士という事で、監視の意味も含めてジャンヌ小隊の預かりとなっていた。
- なおロボテック版では、プロトカルチャーの生き残りとしてのかつてのゾル人の科学者Zor Prime(ゾア プライム)の情報を探るため製造されたクローンであり、かつ捕らわれた地球人(グロリエ人)に偽装して送り込まれたスパイという複雑な設定を持ったキャラとして登場した。
- ムジカ・ノヴァ:日髙のり子
- 生粋のゾル人で、バッキ人(びと)(貴族クラスの市民階級)のシャンタール(音楽家の意味→ラテン語の「歌い手」から)でゾル人の人格分担である「情報・判断・行動」のうち、情報を担当する。判断・行動を担当するムジエ・ムゼルと共に3人で1個人を形成する。なお、本編をみる限り、姉妹間でも完全に対等な関係ではなくムジカは他の2姉妹から妹分的な扱いを受けている。
第15分隊の侵入の際にボウイと出会い、当初は音楽家同士として、次第に男女の恋愛感情の相手として意識し、ゾル人の間に定められていた禁忌を犯してしまう。この結果としてムジエ、ムゼルは不完全者の収容施設に入れられることになってしまい、ムジカは同胞を裏切ったことで思い悩むことになった。
ロボテック版ではオリジナル三姉妹のオリジナル「ムジカ」が欠損(死亡)したために、新たに製造されたクローンであるとして、ムジエ・ムゼルとの力関係の差の整合性をつけていた。
本作は日髙の声優デビュー作である。 - デス・デラ・デミ:鈴置洋孝
- 元老「ゾスマ・ゾスム・ゾスモ」の命を受け、惑星グロリエの地球人との戦争の指揮を撮る総司令官。目的のためには同胞を犠牲にすることも厭わない。
- ゾスマ・ゾスム・ゾスモ:沢木郁也
- ゾル人の船団の元老とでも言うべき存在。高齢のため、実権はすでにデス達に譲り、作戦、政治に関する助言等を行っている。
- ロボテック版ではゾル人(Tirolian)は別名ロボテック・マスターズと呼ばれ、「マクロス」本編で未登場の監察軍に相当する。
- ナレーター:鈴置洋孝
[編集] スタッフ
- 製作:吉田健二
- プロデューサー:中野政則 、井上明
- チーフ・ディレクター:長谷川康雄
- シリーズ構成:鳥海尽三
- 脚本:鳥海尽三、寺田憲史、川崎知子、下河内久登
- 演出:須永司、小林哲也、古川順康ほか
- キャラクターデザイン原案:湖川友謙
- キャラクターデザイン:園田美世
- サブキャラクターデザイン:ビーボォー(北爪宏幸ほか)
- 作画監督(総作画監督):新井豊
- 原画作監:鈴木英二、小泉謙三ほか
- メカデザイン:アンモナイト/小川浩、大倉宏俊、小野隆嗣
- 美術監督:新井寅雄
- 録音ディレクター:本田保則
- 音楽:佐藤健
- 文芸:庄司菜穂子
- OP/ED:金山明博/田辺由憲
- 製作:タツノコプロ、毎日放送
[編集] 放送リスト
- プリズナー(囚人)
- メイクアップ(化粧直し)
- スターエンゼル(星天使)
- ハーフム-ン(半月)
- トラブルシティ(混乱都市)
- プレリュード(前哨)
- ラビリンス(迷宮)
- メタルファイア(銃火)
- スターダスト(星屑)
- アウトサイダー(部外者)
- デジャブー(既視感)
- ロストメモリー(失われた記憶)
- トリプルミラー(三面鏡)
- アイアンレディー(鉄の女)
- ラブストーリー(恋愛小説)
- ハンターキラー(索敵と殺戮)
- バイオサイカー(生物学的感応力者=テレパシスト)
- ワンダーランド(不思議な世界)
- クライシス(危機)
- デイドリーム(白昼夢)
- ナイトメア(悪夢)
- カタストロフ(大破局)
- ジェネシス(創世)
[編集] 使用曲
- OP歌 『星のデ・ジャ・ブー』(歌: 鹿取容子、作詞: 三浦徳子、作曲・編曲: 佐藤健)
- 挿入歌 『WALKING IN THE SUN』(歌: 鹿取容子、作詞: 三浦徳子、作曲・編曲: 佐藤健)
- 挿入歌 『恋のサザンウインド』(歌: 富沢美智恵、作詞: 庄司菜穂子、作曲: 檀雄二、編曲: 富田芳正)
- 劇中歌 『STAR DUST MEMORY』(歌: 影山ヒロノブ、作詞: 寺田憲史、作曲・編曲: 檀雄司)
- 9話の舞台のピアノ・バーでジョルジュ・サリバンが歌手として歌う。
- 劇中歌 『MUSICA』(歌: 日高のり子、作詞: 竜の子プロ文芸部、作曲: 檀雄司、編曲: 檀雄司)
- ムジカのハープ状楽器「デージピセル 」の伴奏と共に唄われる即興の望郷歌。
- 劇中歌 『いのちのはな・生命の花/(乙女達)』(歌: 日高のり子、作詞: 竜の子プロ文芸部、作曲: 檀雄司、編曲: 檀雄司)
- ゾルの民族歌。
- 挿入歌 『Let's GO!SOUTHERN-CROSS』(歌: 山中のりまさ、作詞: 竜の子プロ文芸部、作曲: 佐藤健、編曲: 和田春彦)
- 第15分隊歌。
- 挿入歌 『私の白い部屋』(歌: 富沢美智恵、作詞: 庄司菜穂子、作曲: 檀雄二、編曲: 富田芳正)
- ED歌 『約束』(歌: 鹿取容子、作詞: 三浦徳子、作曲・編曲: 佐藤健)
- AR歌 『星のデ・ジャ・ブー』(歌: 富沢美智恵、作詞: 三浦徳子、作曲: 佐藤健、編曲: フラワーズランド)
[編集] 主要登場メカニック
- ATAC•01-SCA スパルタス(Spartas)[1]
- ヒロインであるジャンヌ少尉が所属する戦略機甲隊が使用するホバー式の戦車。状況に応じて、ホバー形態・自走高射砲(ガウォーク)形態・人型(ロボット)形態に変形可能。オープン・コクピットで、気密装備取り付け可。
- TASC•02-SCF ローガン(Logan)[2]
- ヒロインの一人、マリー少尉が所属する宇宙機甲隊がその前半(~11話)までにおいて使用した可変戦闘機。全長6m強とこの種の機体としては小型簡易化の傾向。状況に応じて戦闘攻撃機形態から、半人半鳥の形態である「ガウォーク」形態まで2形態の可変をする。ただし、この機体の「ガウォーク」は人型(ロボット)形態に近い。
- TASC•02-SCF オーロラン(Auroran)[3]
- 宇宙機甲隊が12話以降、激化する戦局に対応して使用した可変戦闘機。全長(全高)12m強と、本作品の可変戦闘機としては最も大型の部類に入る。
- 宇宙空間・高空ではファイター形態、低空・対地攻撃では安定性・信頼性の高いヘリコプター形態(2重反転式ローター・ホットサイクル式ローター)、そして、人型(ロボット)に3形態に変形する。超時空シリーズの脚付き変形メカとしては珍しく、ガウォーク形態を持たない。
- ゾルとの実戦参加後、直ちに主戦場を宇宙空間に移して展開したため、大気圏内低空での対地攻撃を任務とするヘリコプター形態が本編で活躍することは一度も無かった。
- アーミング・ダブレット(A.D)
- ヒロイン「ジャンヌ」ほか、惑星グロリエの軍隊で着用されている、動力付き軽甲冑の総称。
- 戦闘車両等にはこれを着用して搭乗するが、特に車両・航空機との操縦伝達等のためのリンク機構などは設けられていないので、この点では、通常のパイロットスーツと大差はない。
- 動力アシストは、「倍力無し・アシストのみ」から「特別な外骨格の補強を必要としない馬力限界である最大値4倍=0.8馬力」まで。それぞれの小隊長(尉官クラス)、分隊長(軍曹、伍長の下士官クラス)、一般兵と階級に合わせてヘルメットのデザインやライフルの形状が変えられている
- 小口径の小銃や、小口径粒子ビーム銃にある程度の距離で耐える程度の装甲しか無いが、パワードスーツのように着用者の動きを妨げることなく、着用したままヘルメットを外すだけで、飲食や用便を足せるなど、衣服のように使用できる点と、グロリエの厳しい高温・低温の温度差や乾燥・高湿度等の自然環境を緩和する環境スーツの役割を持つ。偵察分隊や砂漠分隊、海洋分隊など作戦を展開する環境に合わせて部隊ごとにスーツのデザインが異なっている、なお、地上部隊のスーツに関しては厳密な意味での気密は施されていないため、本来は宇宙空間での使用には耐えない。そのためジャンヌ達が宇宙空間で作戦する16話以降、簡易宇宙服の機能を有するように改造が加えられたようである。
- バイオロイド(グロリエ側呼称)[4]
- 異星人ゾルが使用する5m程度の生体部品使用の人型機動兵器。パイロットは胸部と頭部の間にある気密繭に座位で姿勢し、機体と生体的にリンクして自分の手足の延長として動かすため、厳密には操縦するロボットでは無くパワードスーツに近い。
サブタイプ(形式等記号は未解読につき不明)
なお、括弧内のカタカナとローマ字は非公式ロボテック版でゾル人が名づけた機種の愛称である。
- 前期I型(青・ノス・ドュール=Nous'dohl / 訳:「戦士」)
- 前期II型(緑・トゥ・シィエンドラル=T'siendral / 訳:「歩哨」)
- 前期II型改(赤・サイフリート搭乗。ジスタ・デュール=Gister'dohl / 訳:「戦将」または「指揮官」)
- 中期I型(濃水色・偵察能力強化型:トゥ・シィエランプ=T'sienramp / 訳:観察者)
- 中期II型(朱色・特殊装備型:インヴイダ・シィエンドラル=Inbida T'siendiel / 訳:「対インビット用・歩哨」)
- ゾル人が、立体的な三位一体攻撃作戦行動のために3機1組で行動出来るように、連動行動のリンクシステムや、コンビネーション作戦用の行動ソフトウェアが組まれている。
- 後期I型(詳細不明)
- 後期II型(詳細不明)
[編集] 商品化
前作までのタカトクトイスに代わりバンダイがメインスポンサーになった。番組開始時にアニメ雑誌等で公表された情報によると、スパルタスの変形玩具を発売する予定となっていたが、関連商品を一切発売しないままスポンサーを離れた。TVCMは当時公開を控えていた、超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますかの商品のものが流された。
プラモデルは前作までのイマイ・有井製作所にエルエスが加わり、3社共同となった。しかし、ラインアップは1/12スケールの各種アーミング・ダブレットが9種発売されたものの、それ以外には1/48スケールのサイフリート専用バイオロイド前期II型改(赤)と1/20スケールのフラッシュ・クラッパー(ホバーバイク・ジャンヌのフィギュア付)の2種がエルエスから発売されたのみ。ロボットアニメであるにもかかわらず、主人公側(サザンクロス軍)のロボット類の玩具は、結局これらスポンサーからは全く発売されなかった。
なお、有井製作所の憲兵隊・ラーナ少尉のアーミング・ダブレットのプラモには何故か、装甲を外すと裸の上半身が露出するというギミックがついている[5]。TVCMにもその画像が使用された。しかも初版の上半身パーツを収めたブリスターパックの台紙には、「ロリコンを採り入れたボディ」なる謎のコピーが添えられており、一部で伝説となっている。
海外ではロボテックの放映時に、変形可能なスパルタスやホバーバイク等、数種のトイが発売されている。ただし日本国内では、それらの商品もタツノコとビッグウエストの権利裁判闘争の煽りで、公式には入手不可能という事になっている。
[編集] 脚注
- ^ 外部リンク(車体解説):VHT-02(ロボテック版形式名称)「スパルタス」解説
- ^ 外部リンク(機体解説):VF-08(ロボテック版形式名称)「ローガン」解説
- ^ 外部リンク(機体解説):VFH-10(ロボテック版形式名称)「オーロラン」解説
- ^ 参照外部リンク:「非公式ロボテック技術ファイル・西暦2066年版」バイオロイドの項目(英語)
- ^ [1]
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
TBS 日曜14時台前半 | ||
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