藤島神社
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藤島神社 | |
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所在地 | 福井県福井市毛矢3-8-21 |
主祭神 | 新田義貞 |
社格等 | 別格官幣社・別表神社 |
創建 | 明治3年(1870年) |
本殿の様式 | 流造 |
例祭 | 8月25日 |
藤島神社(ふじしまじんじゃ)は、福井県福井市の足羽山にある神社である。旧社格は別格官幣社。建武中興十五社の一社である。
南北朝時代の武将・新田義貞を主祭神とし、義貞の子の新田義顕・新田義興・新田義宗、弟の脇屋義助、および一族の将兵を配祀する。
目次 |
[編集] 歴史
新田義貞は延元3年(1338年)、灯明寺畷(現 福井市新田塚町)で戦歿した。明暦年間(1655年~58年)、その地から兜が発見され、新田義貞の兜であるとされた。万治元年(1660年)、福井藩主・松平光通は兜が発見された場所に「新田義貞戦死此所」の碑を建て、その場所は「新田塚」と呼ばれるようになった。明治3年(1870年)、福井知藩事・松平茂昭は新田塚に祠を建て、明治9年、「藤島神社」と名づけられて別格官幣社に列した。明治14年に福井市牧の町に遷座し、明治34年5月に現在地に再度遷座した。そのため、現在の境内は兜の発見地から南へ3kmほど離れている。
[編集] 文化財
- 重要文化財
- 鉄製銀象眼兜 - 明暦年間に発掘された兜。松平家が所有していたが、明治10年(1877年)に当社に奉納され、後に国の重要文化財に指定された。
- 太刀 銘則重
- 太刀 銘正中三年備中国吉次
- 結城宗広書状 九月廿六日(正中元年)とあり
[編集] 交通アクセス
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 藤島神社(福井市)(玄松子)